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第11話:再構築される友情

授業の終わり、ステラはリリアの前に立った。リリアは、ステラの姿に驚き、少し怯えたように後ずさりした。


「リリア。あの時、私に魔法を譲ってくれないかと頼んだこと、本当にごめんなさい」


ステラは、正直な気持ちを伝えた。リリアの恐怖は、決して彼女のせいではなかった。自分の能力が、友人を傷つけてしまったのだ。


「ステラ……」


リリアは、ステラの言葉に目を見開き、静かに首を振った。


「違うの、ステラ。あの時、怖かったのは本当よ。でも、同時に、あなたがどれだけ追い詰められていたか、私には分かっていたはずなのに、怖くて何も言えなかった。私が、あなたを信じてあげられなかった。ごめんなさい」


リリアの瞳から、涙が一筋流れ落ちた。


「あの試験で、あなたが何も持っていなかったわけじゃないって、分かったわ。あなたは、誰よりも大切なものを持っていた。それは、知識と、諦めない心、そして……、あなたのことを信じてくれる仲間よ」


二人の間に流れていた冷たい壁が、ゆっくりと溶けていく。魔法を失う恐怖よりも、友情を失う痛みが、二人にとってどれほど大きかったか。二人はそのことを理解し、再び手を取り合った。

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