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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

わかりにくい詩たち

じゅもんのうた

口からパンと音が

パンパンパンとなって


思い出した

思い出した


そうだパンがあった

カバンにパンがあった


忘れていた

忘れていた


パンパンパンがあった

パンパンパンを食べよう


パンを食べよう

パンを食べた


パンパンパンと食った

むしゃぶりついて食った


声が聞こえる

魔女のような


 いつか

 いつか


おまえはパンになって

食いちぎられるだろう


いつかはパンになって

食い尽くされるだろう



 流れる夜景

 紛れる魔景


 併走する

 疾走する 黒いケルベロス


 舌なめずり

 私を狙ってる



パンパンパンになった

私はパンになって


どこに行こう

どこに行くの


ポテトとベーコン挟んで

ぎゅっと音を立て


染み出すジュース

肉味の果汁


噛み応えがいいね

パンパンパンがうまいね


私の血と

私の肉が


フランスパンになって

総菜パンになって


菓子パンになって

お食事パンになって


夜の体内を流れていった






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― 新着の感想 ―
[一言] 音遊びが軽快で楽しいですね。
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