高1にタイムリープしたので今度こそリア充を目指そうと思います!
今日、思い付いたのでそのまま短編に書き込みました!
うっすらと見える世界。何事も困難で後先真っ暗な世界。私はそんな世界に住むただただ一般の社会人である。
私が勤めている会社はブラックまっしぐらの営業コンサルタント。その中で私の位置しているのは社畜である。
社畜───それは良い響きなものでもない。毎日が地獄の生活が続くなか私は嫌気など一つもしていなかった。
どうせこの会社を退職して別に就職しても結果は同じ。日本という国はそんなクソ見たいなルールで縛られている。
(あ~あ。どうして私、こんなことしているんだろう......)
頬に手を付き溜め息を吐きながら考え事をしていた。本来、このような生活を求めていた訳ではない。
実際に昔、理想としていた世界とは好きな人と付き合って安定した職業に就き幸せな暮らしを夢見ていた。それはただの理想だ、現実は違う。
(好きな人...ねぇ~~~。)
実は高校時代に好きな人はいた。その人は高校一年の時の同級生でクラスの中心的からかけ離れていたけれども正しく私と違う世界で過ごしている明るい人だった。
どうしてその人が好きになったのか.....理由は特にない。気が付けば目で追っていた見たいな?本人も分からない。
(どうせこのまま何もない生活より高校時代に戻りたいなぁ~。)
そう考えた瞬間、私は一気に睡魔に襲われてしまう。
今は勤務中でありこのまま寝てしまうと嫌いな上司に酷く怒られてしまう。
でも.....別に良いか!
睡魔に負けた私はそのまま目を閉じ目の前の視線が途切れ真っ暗になった。会社のオフィス、これが最後に見た光景だった。
「んにゃ~。」
寝言を言っていた。
「───きろ!」
何か声が聴こえる。誰の声だろう?でも気にしない。
「───おきろ!」
段々と声の質が大きくなる。うるさいなぁ~気持ち良く寝ているのに。
「椎名、起きろ!」
「うひゃ、ひゃい!」
誰かが私の目の前でバン!と叩く音がした瞬間維持で起きようとしなかった私は一瞬にして目を覚ました。次いでに突然の事で驚いた為、噛んでしまった。
「椎名、授業中に居眠りとか堂々としているなぁ?私は居眠りをする人は酷くだいっ嫌いでな!」
授業中?何を言ってるのだろうかこの人は。辺りを見渡すとそこは何処か懐かしい空間であった。
何人かの人が私の方をじろじろと見ていてクスクスと小さく笑い者や気にしない者、嫌気な顔をする者等多々。
次に目が入ったのは服装だ。服装は紺のブレザーでスカートもそこそこ短い懐かしき学校の制服であった。
「おい──おい!聞いているのか?」
「はぇ?」
私が別の考え事をしている間、目の前にいる大人の女性教師の話を無視していたらしい。
ちょっとヤバイかな?
「はあ~。もういい椎名、確かにお前が授業中居眠りするのは珍しいからな。今回だけは許してやる。」
そう言い残し解放された。再び机に座り直して今の現状を確認する。私は確か勤務中に睡魔に襲われてそれから気付いたら学園に。
その光景は懐かしき高校一年生であろうと思われる。よく覚えていないけど私の勘が良ければこれは正しくそう言う事なのだろう。
何処か納得する私。突然の出来事で何故、冷静にいられるのは多分これが私自信が望んでいたことであったからだろうと思う。
でも.....心の底では不安が一杯だった。またあの暮らししなければ行けないのかと───
結果、現在と過去は変わらなかった。
紹介が遅れたけどこの際、教える。私の名前は椎名歌羽。今年で二十七歳を迎える元社畜であった人生に放浪していた一人。
現在、私は良く分からないけど高校一年生にタイムリープしてしまいました。(まさにテンプレ展開!)
四限の現国の授業を終え昼休み到来となる。勿論昔の私は昼休みは屋上で弁当を食べていた.....しかし、ボッチで。
この時代の私は友達は一人も居なかった。別にわざと作らないようにしているわけではなくただ....出来なかっただけと言えば良いかな。
あれは──入学した直後の自己紹介で私は盛大なヘマをしたため私の高校生活は早くも終了を迎えた記憶が少しずつ蘇ってきた。
思い出すだけで悲しくなる。
溜め息を吐きながら弁当を持って本来は使用禁止の屋上へと向かった。屋上で一人のボッチ飯、悲しい。
階段を登りようやく屋上にたどり着く。扉を開くと風通しの良い爽やかな心地の良い風が私の身体至るところに擽る。
懐かしい感覚につい私は嬉しくなった。
風通しの良い場所に座り弁当を開ける。これもまた懐かしい。毎日お母さんが作ってくれた愛情が込められた弁当。
またこれが見られるのは嬉しいこと。後、一様本来の世界のお母さんは生きていますけど。
昔は何一つも考えずに食べていたけど仕事をし始めてから毎日作ってくれた有り難みが湧いてくる。
懐かしさを堪能した後は学校内をキョロキョロと動き回る。もう九年ぶりの学校はほとんど覚えていなく何処がどの場所かわからなくなってしまっていた。
それと出来るだけ自分の教室に戻るのはちょっと抵抗があって嫌だった。あのクラスの人たちはほとんど顔と名前を忘れてしまっ
だが明らかに私は嫌われていた。(昔)
そしてタイムリープしたとしてもそれは変わらない。
歩き回っていても宛はなく最後は中庭のベンチに一人悲しく座っていた。この学園の中庭は花が一杯で綺麗なところ、園芸部たちが日々頑張った成果とも呼べる中庭はリア充の巣窟とも言える場所だった。
見た限りどれも男女でイチャイチャしている者ばかり。私にはこの精神が理解できなかった。
(選ぶ場所、間違えたかな。)
そっと立ち上がりスカートの汚れをはたいて落とし本当は行きたくなかった自分のクラス、一年D組の教室へと向かった。
やはり思った通りに教室は騒がしかった。特にイケメンを中心としたリア充な男子グループとメイクや服装が派手なギャルの女子グループが陣取っていた。
その端っこにスクールカースト最下の人たちが何人か会話していたり一人で机で伏せていたりとしていた。
(やっぱりむりむり!)
この空気にずっと入れる私と同じ同類は凄いと尊敬してしまう。とまあ言ってもこの人たちも明らかに気にしている素振りは見られる。
それと不幸に生憎私の席は男子グループたちに取られていた。しかも机の上に座る感じで。
(なんなの~この人たち。)
凄く嫌いだった。どうせここでも私はハブられ者。結局は私はここでも変わらない事を知る。
絶望感に急激に襲われた私はその後、考えた結果、学校を早退することにした。
*
帰宅途中、元気のない様子で自宅へと歩いていた。私にとっては久しぶりに実家に帰っているように感じられる。
でもそこはあの世界と違って有るものと無いものが生じ何か新鮮だった。
実家は三階建ての一般の家庭の家と呼べる者だった。そう───それは。
「久しぶりに帰ってみると広いね。ここは。」
実家は道理で一般家庭とかけ離れている物件だった。何処かのお嬢様が住みそうなそんな感じ。土地は広く何度見ても驚く光景。
そう──私はお嬢様でもある。しかし、それは昔の話。今の私は絶縁した身である。
この時代ではまだ私は家族と絶縁する前であるから今はまだお嬢様と呼べるのだろうか?
「ただいま......」
扉を開いて一言。皆、出掛けているのかな?と思っていたら懐かしい人を見つける。
「おかえりなさいませ。歌羽お嬢様。今日はお早めでしたのね。」
迎えてくれたのはここの専属メイドの.....確かシーナだったかな?それともシエラだったような。
曖昧な記憶をたどり考え込む私。メイドもポカーンと首を傾げていたので早めに名前を思いだそう。
そう!シロナ。思い出したシロナだ。シーナとシエル、どっちちがうじゃーん!って頭の中で盛大に突っ込む。
「し、シロナ。別に私は今日は早退したから.....ちょっと部屋で休むね。」
苦笑いでシロナに心配させないように部屋に向かおうとしたが。
「お嬢様!またそうやってお自信に悩みを抱え込んで、わたくしに何か一つ相談してください!お嬢様の顔を見ていると辛いです。」
だが、その言葉を無視して部屋に入った。一番驚いたのはあのシロナが彼処まで私に対して怒ったのははじめてだったと言う事。
(何で今さらになって私の心配してくるのよ。昔では何一つも言ってくれなかったのに。)
心の中でそう呟きベッドの中に籠った。そしてタイムリープしてからの一日は終わりを迎えた。
次の日、目を覚ますと良く見る実家の部屋の天井。
結局、昨日の出来事は夢でなかった。
元のいた世界でもなくタイムリープした後の世界だった。
そっと溜め息を吐き昨日、入らなかった風呂に入る。今日は学校休もうかな。
昨日の事で今だ整理が追い付いていない。
わかったことは過去に戻っても同じだったこと。私はもう半泣きになりそうでシャワーを浴びていた。
「もう.....もういいよ。元のいた時間に戻してください。私はどうせここでも.....」
口に出して言っても何も変わらない。どうしてタイムリープという頂上現象、非現実な事が起こったのか、不思議で仕方がなかった。
結局のところ仮説的に私をタイムリープした者は必ずいる。
それは何処の誰かは知らないけど私にどうしろと言いたいの。
悔しい涙を流し今の現実を受け入れる。風呂から出てソファーに腰を掛ける。
そもそもタイムリープとは何なのか?どうして私がこんな目にあっているのか。
難しい顔で考え込む。
一回だけ試しにやってみるか。
考え込んだ結果、一つの答えにたどり着く。
それは──私自信がタイムリープという時間を操る能力を得たのかと言うこと。
それ則ちあの時に感じた感覚をもう一度してみる。
時間は一分前に設定しとく。
その瞬間、気持ち悪い感覚に襲われる。何故か視界が酔ってしまう感覚に。そして私の意識は一旦───途切れた。
「はあ!はぁ~はぁ~。」
突然意識が戻り呼吸が荒かった。時間を見るとそれは明らかに一分前に戻っていた。
「す、凄い!何これ。私にこんな力があったのね。」
この世に無い不思議な力、異能の力を手にした私は久しぶりにはしゃいでいた。もう一度試そうと試みるが──
「あれ?発動しないね。さっきは出来ましたのに何故。」
もしかしてこの力は一日一回しか使えない物なの?でも、確かに考えてみると昨日も一度しか使った覚えがない。となると制限されるのか。
こう一日に何度も使えたら世界バランスが崩壊してしますね。時間とはそれだけ貴重な物である。
流石にこの力を授けた人もそこの配慮はしっかりとしていた。
「なるほどね。これで私が過去に戻った接ぎづまが合うわけね。」
この力は凄いと感じる半面恐怖というのも覚える。
このタイムリープは過去に戻る限定なのかは知らないけど現状は過去に戻るだけ。未来に元の時間に戻れるとは限らない。
私の考えによっては中学、小学校、そのまた過去に戻ってしまう可能性が考え次第であり得る。
戻るときに余計な事は考えないで置こうと心に誓った。
(それにしても家に入ると暇だね~。)
私は今日は体調が優れない為、学校を休んだ。その間、この力についてと現状の整理をしていた。
この力にはまだまだ幅広い能力が隠されており私の期待と楽しみが混み上がってくる。
何時もと変わらない現実だった私はこの非現実的な事を望んでいた。それがようやく叶った気分で嬉しく思う。
「この力があれば私は何度でもやり直せる!」
失敗したこと、躓いたこと、嫌なことを全てやり直せる。毎日一回しか効果が無いが有効活用すれば全てが全てフリーになる。
その時、あることを思い付く。
「そう、良いことを思い付いたわ!この力を使って私は──今度こそリア充を目指しましょう!」
良い案が浮かび私は今度こそ自分を、未来を変えるためにこのタイムリープを使って───
高1にタイムリープしたので今度こそリア充を目指そうと思います!
読んでくれてありがとうございます!もし面白ければ続きを書こうかと思います。
次いでに別作品の『最強姫様の無双冒険譚~成長と試練の人生ゲーム』を宜しくね。