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隠居少女と冬の終わり
春は、3月~5月。
夏は、6月~8月。
秋は、9月~11月。
冬は、12月~2月。
あっという間に、冬も終わろうとしている今日この頃。
私と白は、残っている雪をかき集めていた。
「これぐらいかな?」
「キュ♪」
OKがもらえたので、さっそく白をモデルに、白い子狐を作り始めた。
しばらくして、雪で作った白い子狐達の群れが完成した。
白に、もう一つの家に移り住む事を話したら、雪で白い子狐をたくさん作ってとお願いされ、作ってあげたというわけである。
理由は、聞いてないよ。
聞いてないけど、たぶん白は白なりに、隠れ家の近くに何か残したかったんじゃない?
白は、短い間だったけど隠れ家で生活して、それなりに楽しかったから、その記念に何か残したくなったんだと思う。
白は、完成した白い子狐達を壊さないように、一つ一つ隠れ家の近くに置いていく。
全て置き終わった後、白はしばらく白い子狐達を眺めて、満足したかのように頷いた。
ちなみに、もう一つの家に移るのは明日だ。




