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女王太子の企み~2~
レンとは、身分を隠したまま友人になったのよね。
レンは、私が女王太子だった事に気が付いていたのかしらね?
レンの前では、夜月 リンとして、たまに二人っきりで会っていたわ。
変装して、名字だけ偽名で同い年だと嘘をついて会っていたのよ。
後、学校は別の所に通っているという設定にしていたわ。
本当は、同じ学校だったからいつバレるか冷や冷やしていたのよね。
中々、楽しかったわ♪
レンと友人になって、レンがどういう人か知って、レンとなら結婚してもいいと思ったのよ。
他の人は、王妃か王配になりたい人ばかりだから、まだレンの方がましなのよね。
女王になりたいのは、この国を建て直したいから。
レンのおかげで、このままだとこの国は、滅んでしまう事が分かったから。
けれど、建て直すのは大変なのよ…。
それに、最近はこのまま滅んだ方がいい気がするのよね。
レンが見つからないなら、女王太子を辞めて国を出て世界を旅して回る事に決めているわ。
私も、レンみたいに自由になりたくなっちゃったのよね。
むしろ、レンにはこのまま見つからずにいてほしいわね。
そうすれば、私も自由になれるから。
そう思ってしまう程、この国を建て直すのは大変なのよ…。
過労死してしまうかも知れないぐらい大変なの。




