隠居少女海に行く
この世界では、同性婚(同性同士の結婚)は異性婚(男性と女性の結婚)と同じぐらい一般的です。
同性愛などに関する差別などは、かなりの時代遅れという認識で、差別している人は居ません。
ちなみに、差別をしていた時代は主人公が産まれる500年以上前までの話しです。
後、主人公が生きている時代では一般的に同性同士でも、子供が出来る世の中になっています。
魔女さんは、リアという自称最強魔女で永遠の16才…らしい。
後、やはり結婚しているそうだ。
お相手は、幼なじみで同い年の同性の妖狐と人間のハーフで、陰陽師をしている美人な人らしかった。
あの後、誤解が解けお互いに自己紹介をしたんだけど…。
結婚しているという所で、約30分くらいのろけ話しを聞く事になってしまった。
でも、ちゃんと最後までのろけ話しを笑顔で聞いた。
そのおかげで、海に連れて行ってくれる事になった。
「乗って」
リアさんは、箒に跨がり私に後ろに乗れと催促してくる。
正直、この移動方法はさすがに怖い。
しかし、箒に乗って空を飛ぶだなんて、普通なら体験出来ない事である。
貴重な体験なので、怖くても乗ってみたいのだ。
それに、もし途中で落ちちゃっても、きっとリアさんが助けてくれる。
後、世の中には空歩という空中を歩く技があるという。
いざとなれば、その技を試せばいいだけだ。
実際に、出来るのか分からないけど、試せば何とかなる気がするから大丈夫…だよね?
覚悟を決めて、私は箒に乗った。
数分後、私は無事に何事もなく海に到着していた。
移動中の事は…、あんまり覚えていない。
何せ、箒乗り初心者な私にかまう事なく、リアさんはかなりの速さで飛んだんだよ?
例えるなら、ジェットコースター並の速さだった。
到着後、地面に座り込みダウンしている私にリアさんが…
「帰りも乗る?」
遠慮がちに、そう言った。
正直な所、あまり乗りたくはないけど、歩いて帰ったら間違いなく夜になる。
色々考えた結果、やはり帰りも乗せてもらう事にした。
どうせ、今後も乗せてもらう事があるはずだ。
なので、今の内に慣れておかないといけないよね…。
この先、何が起こるか分からないんだから、慣れておいて損はない…はずだ。
きっとこの経験が、将来役に立つ日が来る…と思う。
だから、そう…だから大丈夫。
役に立つと信じて、頑張ろう!
これも、修行だと思えば大丈夫…だよね?




