隠居少女VS自称最強魔女
主人公は、魔女っ娘を起こす事に成功しても、果たして魔女っ娘と友人になれるのでしょうか?
そもそも、魔女っ娘っていい人なのか?
それとも悪い人なのか?
皆さんが、主人公と同じ立場になった場合、どっちだと考えますか?
魔女っ娘は、私に気付かずに居眠りを続けている。
あまりにも、無防備で隙だらけな魔女っ娘。
防犯面が、とても心配になる程魔女っ娘はぐっすり眠っているようだ。
後、左手の薬指に指輪がはまっている。
おそらく、見た目16才にしか見えない美人な魔女っ娘は、結婚しているのだろう。
(…結婚しているみたいだし、歳は私より上だよね…)
一通り、観察し終えたので魔女っ娘を起す事にした。
「あの…すみません」
声をかけても、中々起きそうもない。
「起きて下さい!」
仕方なく、今度はもう少し大きな声で話しかけた。
「…うるさい…」
反応があった。
しかし、また寝てしまった。
「あの!起き…!?」
最後まで、言えなかった。
殺気を感じて、すぐに右横に飛んだからだ。
回避後、私がさっきまで立っていた場所に黒い何かが浮遊していて、すぐに消えてしまった。
(…あれって、魔法だよね…。何となく、あれにさわってたらヤバかった気がする。)
あの黒い何かは、勘だけどさわってたらたぶん死んでしまうものだ。
冷や汗をかきながら、私は警戒を強めた。
魔女っ娘は、もう起きていてとても不機嫌そうに、カウンターから出て来て私を睨んでいる。
「貴女…何者?ここは、ただの人間が来れない場所。」
魔女っ娘の言う通り、ここは高い崖の上にあった。
周囲には、道なんてなかった。
でも、私にとってそんな事はささいな事である。
崖なんて、登れば問題ないからね♪
「私は、紅夜 レンというただの人間ですよ。去年あっちの山で、隠居生活を始めた者です。」
「…最強魔女である私をバカにしてるの?ただの人間が、この辺りで生活出来るわけない!」
魔女っ娘改め最強魔女さんは、私の話しを信じてくれず、また私に向かって魔法を放った。




