隠居少女と子狸?
この間の筍鍋に狸肉を入れて食べたんですよ。
美味しかったから、狸をまた捕まえようと罠を作って、仕掛けてみたら…。
「きゅ~…」
何か子狸が引っ掛かってました。
こちらをプルプル震えながら、上目遣いに涙目で見てくる子狸。
「子供は食べないから、安心してね。大丈夫、また大人になった頃に食べてあげるからね?」
いい笑顔付きで言ってみた。
さらに震えが大きくなった子狸。
…少し脅かしすぎたか…。
罠から出し、かたずけている間子狸は、抵抗する事を諦め、悟った様子になっていた。
家に戻り、最後の一つだった熊肉を干した物を子狸にあげ、食べ終えた際。
「美味しかった?そうそう、今食べた肉って何の肉だと思う?…フフフ♪狸だったり……は、しないから、正解は熊肉だから。」
何だか、子狸をからかって遊ぶのが楽しくなってきた♪
…まぁ、本当に子狸だったらからかって遊んでないけどね。
「さて、冗談はこれくらいにして…。いい加減人の姿になれば?…化け狸さん?」
「…何故ばれたのだ?」
そう言って、ルルさんと同じぐらいの美幼女狸耳&しっぽの姿になった。
「気配で」
私は気配察知するのが、かなり上手いらしい。
よく友人達に驚かれていたものだ。
「なるほど…、ルルが言っていた人間の友というのは、お前の事か…」
どうやら、ルルさんの友人らしい。
「我が名は、化け狸のサラ。よろしく頼む。」
こうして、からかえば面白い妖怪の友人二人目が出来た。
直、この日以降狸肉は食べない事にした。
たまに、サラを見て狸肉美味しかったなと言って、からかっているけどね…。




