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彼女の秘密(2)/オレノキオク?

んー、展開早くしようとしたら文字数が……

次から戦闘です。

次は長めに更新します。

「昔私は母と兄の三人で暮らしていました。


ハゲとメイアはそこからの付き合いです。


昔から仲がすごく良かったです。


今よりも……。


私が元居たところはもう少し地方の小さな村でした。


暖かくなるとたくさんの花が咲き乱れ自然豊かで心が躍るようなといったところです。


私が14の時戦争が起きました。


次々に色んな村が襲われたくさんの人が死にました。


もちろん、と言いますか。


私たちの村も例外じゃありませんでした。


田舎の自警団の方では勝てるわけもなく私たちの村は蹂躙じゅうりんされました。


それこそ、人はこんなにも脆く呆気ないものだと感じるくらいに。


私が今ここに立っていられるのも兄とお母さんのおかげなのです。」


「お兄さんとお母さんの?」


「はい。


家が崩れ衝撃で下敷きになるのを母は私を庇い死にました。


そして、兄はあちこちから火が出ている中私を探し出し私を馬に乗せ


兄自身は囮として逃げ……。


それっきりです。


他にもたくさんの人が死にました。


生き残っている方が不思議です」



「ハゲとメイアは?」


「彼らは丁度街に行っていたので被害は幸いにもありませんでした」


淡々と話しているように聞こえるだろう。

あぁ、彼女はずっと淡々と同じペースで語っているよ。

でも、本人が気付いているのかのは分からない。

でも、俺には分かるんだ。泣いている。


本来彼女は泣いてなどいない。

頬は濡れてもいないし瞳も赤くなく碧眼のまま。

でも……


「もういい……。何も言うな、何も言わないでくれ」


思わず彼女の耳元付近、肩上に顔を置き力強く抱いた。

俺の瞳から一滴の涙が零れ落ちる。


「な、なんであなたが泣いてているのですか。意味がわから……。あれ? なんで? なんで〝人の前で”泣いているの? もう泣かないって……ふぇ、うぇ……」


「もういい。 いいんだ。 お前の苦しみ辛さ想い全部俺にも背負わせてくれ」


「な、何を言って……」


アリアを離し肩に手を置き真摯に見つめ話す。


「無理すんな……!」


「わ、私ほんとはもっとみんなと仲良く……仲良くしたい……。 もっと〝自分を”出したい!」


あぁ、もう出てるよ。

ようやく「はじめまして」だな。


「でも、仲良くなってまた失うのは嫌なんだ。 お母さんも、兄も、友達も、他の人も失いたくない、失いたくない、失いたくない」

……っ!

やっぱり。

こいつは、こいつはそう考えていたんだ。

黒のユニオンがどれだけ心を傷つけていったのが当事者でもない俺ですら分かった。

戦争が終わっても尚心は弱くなり臆病に。


「アリア! 約束だ! 俺もハゲもメイアも絶対死なねぇ!! 誰も死なせねぇ!!」


「ほんと……?」


「あぁ、絶対だ。絶対。俺がどんな事してでも守ってやるから。 だから、安心して泣け」


「「うわあぁぁぁぁぁぁぁああん」」


傍から見れば奇妙なカップルにしか見えないだろうその姿はなんともおかしいことだろう。

でも、ここからだ。俺とアリアは。

3年前から昨日までの殻を被っていたアリアは死んで日今日からのアリアは3年前に死んだアリアだったが今日転生したんだ。


「ありがとう、実はね、明日の任務クエストで不安になってここにきたの。 なんだかお母さんや兄と同じようになるのが怖く」

もう他人行儀な言葉はやめ本来使っていた言葉に戻ったアリア。

なんというか、「らしさ」は消えたが俺hあ断然そっっちの方が好きだ。


「それは俺やハゲ、メイアは付いていけないのか?」


「ダメだよ。それに他の人も付いてくるから大丈夫だよ。 それに……」


他の人いるなら大丈夫……なのか?


「それに?」


「いざとなったら守ってくれるでしょう?」


アリアは笑顔でそう言いもう以前のアリアの影ははやくもなくなっていた。

なぜか、少し寂しかったがこれはきっとこれが正解だったのだろう。

アリアの笑顔を見てそう感じる。


彼女の問いに親指を立て答える。


「任せとけ!」


「ふふっ、ありがとっ。 じゃ、戻るね」


アリアはそう言うと女子寮のある方へ駆けていった。

俺もそろそろ戻らなきゃいけないと思い寮の方へ歩き――だそうとした。



≪お兄ちゃん?≫


≪お兄ちゃん!≫


≪お兄ちゃあああああああん≫


≪お兄ちゃん……≫


脳に直接響くような……。

苦しい。

息が詰まりそうで頭が痛くなり思わず地にうずくまる。



結愛ゆあ、お兄ちゃんのこと好きだよ≫



なんなんだ。これ。

声だけが響く。姿も形もないのに。


まるで何度も聞いていたかのように残響する。


少しずつ意識が途切れそうになる。

やがて、限界が来たのか痛みは無くただ〝眠たい”そう思うようになりゆっくり瞳を閉じる。


あ、ブクマ減ってる。。

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