表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
78/99

78淑女教育とアイリーン

 私は、それから、毎日公爵家から、将軍のマナと副将軍のグリムに連れられて、王宮に通うことになった。

 ある意味、これは、拷問だった。


 朝、正門の前に着いた公爵家の馬車に乗る。


 乗ると、将軍のマナが私に話かけ、なぜか、それに気分を害した副将軍のグリムが、彼女の横に、座って、突き刺すように睨みつける。

 そのうち、馬車は王宮に到着して、マナは副将軍に連れられ、王宮にある近衛兵の鍛錬場に向かう。


 ここで第一関門の拷問がやっと終了する。


 その後、私はアイリーンのメイドに引きずられるように、王女の部屋に放り込まれ、レイラ様の侍女長であるリンに、ビシビシと扱かれて、午前中が終了。


 ここで第二関門の拷問も終了。


 最後に、午後から近衛兵の鍛錬場に向かい、ここで近衛兵の先輩たちから、嫌味攻撃を浴びせられる。


 本当は一日目に、彼らは私を扱こうとしたようなのだが、私の異世界チートの方が上回っていた為、逆に私が彼らを意図したわけではなかったのだが、返り討ちにしてしまい、今のような、じみーな嫌がらせになった。


 つまり、身体的に痛めつけられないので、言葉で攻撃してくるのだ。


 しかしながら、この第三の拷問のみ、私が現代日本で育った異世界人の為、貴族社会の嫌がらせを受けても、全く、ぜんぜん、なんともなかった。


 身分が低いと言われても、別に民主主義の日本人である私には、身分なにそれ、おいしいのという感じなのだ。


 これが一週間ほど続いたのだが、その後、近衛隊長に就任したシルバーと副隊長になったブランが、北門の時に行ったルドルフ作、恐怖の強化訓練を取り入れてから、午後に隊員の半数以上が倒れ、私に嫌味をいう人物がいなくなった。


 なので私は、午後から生き残っている、主に下級貴族の隊員とルドルフ作、肉体強化訓練(改)を行ってから、ブランに乗馬訓練を兼ねて、公爵家に送って行ってもらっている。


 ホントは帰りも、公爵家の馬車に乗って帰ろうと、マナ将軍に誘われたのだが、副将軍のブリザード攻撃が怖くて、あっさり乗馬訓練にかこつけて、逃げ出した。


 人間、自分が一番大事だよね、うん。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ