表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生クールorキューティ  作者: 氷華
はじまりの時
7/11

魔法・家庭教師の話 

まさか… 暴走? とか思ったりもしたんですが、そんなわけあるはずも無く

あっけに取られてる ベルーガ爺ちゃんとリリンさん リリンさんが口を開く



「おじーちゃん 呪文間違えたんじゃない? やっぱり年にはかなわないんじゃない」

「そんなわけあるか!わしが何年この店をやってきてると思ってる!600年じゃぞ?ん?もっとだったかの?まぁ そんなことはどうだっていい。あの水晶はな魔力計数から属性、未来予知までなんでもこなす優れものお値段たったの金貨200枚じゃったのに…」

「金貨200枚…おじーちゃん どこにそんなお金があったのかな?かな?最近金欠とかいってなかったっけ?まさか それ買うために…」

「ヒュ~ヒュ~」


鳴らない口笛を吹いてる爺ちゃん…隠せてないよ…

まだ 母は笑顔を崩さない…


「(チッ…このク○じじい…)どーするのさ まだ何もわからないままじゃない!」

「しょーがないのー。予備の水晶出してくるか…」


予備あるのかよ…


ボソ…

「残念じゃのー…せっかく リンちゃんの娘じゃから、きっと美人さんで美しい体になるはずだと思って未来の姿(主に裸)を見ようと出してきたのに…」


おいこら じいさん 聞こえてんぞ…

と思ったら 母が笑みを崩さず笑っていらっしゃる…背後に般若が見える気がする…


「ベルーガさん わかってますよね?」ニッコリ

「はい すいません…ちゃんとやります」


ガザゴソと水晶を見つけ いざやり直し

さっきのはどうやら母がやったらしい…恐るべし母リン…


「予備の水晶じゃから魔力計数と属性しかわからんからな」


と いいつつ私はもう一度手を水晶にかざす…

すると…水晶は先ほどよりも強く青白い色で光っている…なんとなく中央部分は黒に近いようなオレンジにも見える気がするが…宝石のようにきれいで 眩しくて眼が痛い



「こりゃすごいのぉ…」

「きれい…」うっとり

「(あら 予想以上)」



見とれてないで 説明プリーズ!

だいたい検討はついてるけど…


「そうじゃのまず、この世界には主に種族が、人間族、獣人族、魔族、魚人族に分かれてるのは知っておろう?」


いえ 初めて聞きましたが…


「む?しらなそうな顔じゃの…まぁ いずれわかるだろうが…大雑把に説明しとくか、まず人間族はわしの知ってる部類だと エルフ ドワーフ 白黒人 はこの部類じゃろ。ヒョーカちゃんももちろん人間族じゃ」


ほう…



「で 獣人族はそれこそ種族ごとわけたらきりがないが、この村の近くにすんでる種族だと 猫族 犬族 辺りが多いかの」



ほうほう…



「正直 魔族と魚人族に関しては、わしにもわからなくてな。2つの種族ともあまり周りとの共存を求めない種族なのでな。すまぬの」



まぁ 知らないものを嘆いてもしょうがない。私が旅して自分で見つけてみよう。



「一応種族ごとに得意不得意があるんじゃが、大きく分けて魔法の属性が炎・水・土・氷・風・光・闇 が存在している。こと人間族に関しては、あまり分け隔てはなく各属性とも使えるのじゃが、1人につき大体1つの属性しか使えん。よほどのことがない限りはじゃ。」



へぇ…エレメンタルマスターみたいなのは存在しないのか…



「ホントすごいのぉ。まず ヒョーカちゃんの相性のいい属性は、水 氷 じゃな。特に水と氷は光が強すぎる。まるで精霊のようじゃな。真ん中の方で 炎 と 闇も見えるが、水と氷程じゃない。」


「おじーちゃんの言うとおり ホントに強いのよ。普通の人は淡く光っててホントわかりづらいんだから」


「ふむ そうじゃの。そういえば最近きた獣人の子もなかなかに強い光方しとったの」


「あ!あの子ね!可愛かったわぁ猫族の…ってちがうちがう。光り方ね ヒョーカちゃんには負けるけど強かったわね。」




ほぅ そんな子がいたのか…というか獣人もいるのか

いずれ会えるかな?可愛い子なら友達になりたいな…

陽菜ちゃん…元気かな…陽菜ちゃん…



「話がそれたか。魔力計数のほうじゃったか…正直言うとわからん」



…え?



「今はまだすくない魔力もこれだけ強すぎるということは底が計り知れないということにも繋がるのじゃ。わしが精霊に近いといったのもそれが理由じゃ」



へぇ…へぇ…ごめんなさい今もそこそこ高い気がします



「してリンやこの子をどうするつもりじゃ?わしのところに来たってことはそれなりに考えてきたんだとは思うが…」



母はうなずく



「はい 実はお願いがあるのですが…リリンさんをヒョーカちゃんの家庭教師に来ていただけないかなと思っております」



え?わたし?と リリンさんが自分を指差す



「はい 今日ここにつれてきたのも、一回は顔を合わせといたほうがこの子にもいいのかな?と思いまして。りりんさんどうでしょう?」



ブンブン横に首を振りながらリリンさんが



「私なんかが家庭教師だなんて…ヒョーカちゃんはやっぱり可愛いし、わたし好みの切れ長の眼、クールな感じでそれでいて大人しいしタイプだしそこは大歓迎なんですけど…」


ん?なんか 危ない発言が…


「それにそれに…こんな可愛い子と寝食ともにするだなんて…わたしの理性が保てるか不安ですし…はぁはぁ」



リリンさーん かえってこーい!



「わたしと同じで水が相性いいだなんて、運命感じちゃいますし…いいのでしょうか? こんな爺さんと一緒の生活よりもはるかにましですし、可愛い子と寝食ともにする…ジュル… すごく すごーく うれしいのですが、いいのでしょうか?」



同じ事を言ってる自覚も無いのか…最初のイメージが音を立てて崩れていく…

が そこに母が更に拍車をかけていく



「リリンさんは美人ですし、スタイルもいいので、わたしのうちで家庭教師するより貰い手があるでしょう?「ありません」」



リリンさんがかぶせて即答で言い切る



「わたしの体をなめるように見る人たちばかりいる場所になんかいけません!!むしろ 雇ってくださいお願いします」

「ありがとうございます。じゃあ 明日からでよろしいのでよろしくお願いします。」

「お願いします。さっそく準備してきます。」



えと…当人置いてけぼりですけども?

ましてや ベルーガ爺さんなんて忘れられて すねてるよ?

わたしはベルーガ爺さんの肩を ポンポン とやさしくたたいてあげる



「ヒョーカちゃんは優しいのぉ…明日からわしの「だめです」」



準備に部屋からでってったはずのリリンさんが、聞こえてるはず無いのに遠くから大きい声で答えてた。

元々荷物自体あまり無かったのかものの1時間くらいで帰ってくる



「さぁヒョーカちゃん 行きましょ!おじーちゃんじゃあね。行ってきまーす」

「ベルーガさんありがとうございました。」

「・・・じゃあの」



ベルーガ爺ちゃんすごい人っぽいのに不憫すぎる だけど人の裸見ようとしたもんね

反省しなさい

というか わたしの意見は聞かないんですね…拒否はしないけども…

まぁ 返事くらいしかできないけども…


さっそくリリンさんはわたしの手を握ると


「ヒョーカちゃん帰ったら一緒にお風呂入ろうね!」




かくして 家にエルフの居候兼変態家庭教師が来たのであった







お風呂?入りましたよ…みっちり ねっとり 母と一緒に洗われました。

人に洗ってもらうのって気持ちいいよね 深い意味は無いよ?

うん 子供だからね

洗いっこって気持ちいいですよね

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ