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マリーからの手紙

どうやって部屋に戻ったのか、気がついたら部屋に戻っていた。

どうやら、あの後気を失ったようだ。


あれだけ血に染まっていた服は、いつの間にか違う服に変えられていた。


恥ずかしさはない。


心が凪いでいるのか、窓から見えるいつもの景色を見ても何も感じない。


『ベッドの下』


ふとマリーの声が蘇る。

ベッドから降り、下を確認する。

何かが貼り付けてあるみたいだ。


手を伸ばし剥がすと、手紙が出てきた。

宛先は…。


「…マリー」


優しい彼女の字を撫でる。

内容を読もうと封を開けた。


-------------------------------

聖女様へ


これを読んでいる時、私は側にいないと言うことでしょう。

貴女様の身を守るため、大切なことを書き記します。


国王は聖女を道具と見ています。

国王からの贈呈品の中に水晶の置物があれば、距離を取ってください。


その水晶のせいで、私の主人である先代聖女“雪子様”はギフトを奪われました。


恐らく、国王からの問いと、水晶と同じ空間で過ごすことが要因と思われますが、全容はわかっていません。


また、アルベルトは狂王です。

夜は出歩かず、身の安全を優先してください。


もし、周りに味方がなく助けが必要な時は、

王弟殿下であるレオン様を頼ってください。


庭園にいる小鳥の中に、黒い小鳥が一羽だけいます。

その子に話せばレオン様に伝わるはずです。


追伸

リン様と過ごせて楽しかった。

ありがとうございます。

-------------------------------


追伸の部分を手で触れる。

書き出したようで、インクの色が違った。


改めてマリーの喪失に涙が出た。


今は、泣くだけでいい。

それでも、アルベルトのことは…。


絶対に許さない。

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