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1、光と闇

 歩みを止めれば全てが終わると、昔誰かが言っていた。もう後戻りはできない。何があろうとも、決して。 




 不知火(しらぬい)家。それは由緒正しき家系である。天下統一を果たした武将の末裔で、現在は神鳳(しんほう)グループの経営により日本一帯を牛耳っていた。本家は3000坪に及び、全国各地に分家が点在している。


 そんな超軼絶塵(ちょういつぜつじん)の不知火家には奇妙な伝統があった。20年に1度開かれる「水無瀬(みなせ)の会」というものである。これは分家から選出された10人が本家に集まり、ある催しをするという行事だ。



 前回開催されたのは2006年。20年がたった今、またそれが開かれようとしていた。


 選ばれた者には招待状が送られるが、それは通称「青紙」と呼ばれている。届いたら最後、生きて帰れる保証はない。




 走り続ければ光は見えると信じても、きっと暗闇に引き摺り込まれるだろう。×××とはそういう存在である。

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