風の騎士・ノイン
14代目風の王・インの生まれ変わり
蘇らされてしまった14代目風の王・インが、リティルの心を守るために、インファの守護精霊として生まれ変わった。生まれ変わる際、対価としてリティルとの思い出をすべて差し出し、インという名も捨てた。
後に、インとリティルの記憶を見て、インの残した「リティルを守りたい。何を犠牲にしても、どんなことをしても」という願いに似た、強い想いを引き継ぎ、風の王・リティルの騎士として生きることを誓った
伝説の風の王の知識と技を持つ、無敗の騎士
涼やかに笑う、クールで包容力のある大人。リティルの憧れる心の支え
自身を歪な存在だと認識しており、この命が永遠でないことを薄々感じている
ノインという名は、霊語のノイ(謎)とイン(風)から、インファが名付けた
容姿
短い金色の髪
涼やかな、切れ長の金色の瞳
額から鼻までを覆う、仮面で顔を隠している。それは、インと瓜二つの容姿を隠すため
インの生まれ変わりの為、オオタカの翼を持つ
精霊的年齢は、28才。183センチ
化身の姿
オオタカ
肩書き
風の精霊、インファの守護精霊、風の騎士、風の王の補佐官、無敗の騎士
上級精霊
守護精霊……主人のいる精霊。主人から霊力を分け与えられているため、主人が死ぬと、道ずれとなって消えてしまう
所属
セクルース、風の城
装備武器
長剣
アクセサリー
左耳・オウギワシの羽根をモチーフにしたピアス(婚姻の証)
能力・固有魔法
不老
風の力
葬送の力 超強力
風の精霊の歌・風の奏でる歌……魂を揺さぶり心に力を与える
風の糸……体を中心に広範囲に巡らせ、触れるすべてを感じる事のできる、神経のような風。触れるモノを切り裂く、刃としても使える。攻守ともに転用可能な最強クラスの魔法
風の障壁……すべての攻撃を防ぐ盾。強度は理解度、霊力に左右される。相手にかけて、閉じ込めることも可能
生と魔の変換……生命力と霊力を相互変換する固有魔法
殺戮形態(風の精霊の最後の切り札である、殺戮の衝動に乗っ取られた姿)
クイーン。後光のような美しい風を背負った姿。
繋がり
主君……風の王・リティル
相棒……雷帝・インファ
妻……風の王の守護鳥・フロイン
弟子……風の踊り子・インリー、煌帝・インジュ、歌の精霊・エリュフィナ
友人……再生の精霊・ケルディアス、宝石の精霊・蛍石のセリア、時の魔道書・ゾナ、幻夢帝・ルキ、宝石の精霊・ラピスラズリのスワロメイラ
勝手なイメージ
テーマ曲……Aimer Ash Flame
経歴
ワイウイ2
14代目風の王・インが蘇らされ、インとインファの策略で、風の騎士・ノインとして生まれ変わる
その後、風の王・リティルの補佐官として、風の城の運営を助ける
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ワイウイ3
精霊王・シュレイクに攻められ、リティルと引き離されたインファを支える
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ワイウイ4
煌帝・インジュの封印を解くため、わざと彼に殺されるが、風の王の守護鳥・フロインのおかげで一命を取り留める
一途に寄り添うフロインを妻にする
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ワイウイ5
グロウタース・青い焔大陸を救うため、大地の礎となったリティルを助ける為、共に礎となったフロインとしばし別れる
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ワイウイ6
精霊の至宝・記憶の万年筆で呼び出された、リティルの縁の女性・サレナと対峙した際、彼女の願いに飲まれ、一時、14代目風の王・インに乗っ取られる
インとは敵対していないため、ノインが意識を取り戻すと体を返される
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ワイウイ7
グロウタース・歌う緑の魚大陸に、リティルとインファが赴いた際、風の城の全権を任され運営する
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ワイウイ8開幕以前
音の精霊・エーリュの師となり、音魔法の研究をする
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ワイウイ8
音魔法を帯びたバイオリンの音で、殺戮の衝動が暴走し、インジュによって鎮められるが、魂に哀しみの音を楔のように打ち込まれ、半年眠る
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ワイウイ9開幕以前
守護精霊の自分が消滅していないことを理由に、インファは生きていると言い続け、風の城の希望であり続ける
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ワイウイ9
インファの生存と、終焉の予言を告げられる
リティルを深淵へ向かわせるため、通り道である産道の場所を教える
一家をリティルの手から守るため、ルキルースに軟禁中のセリアを尋ね、身代わり宝石の生成に協力する
殺戮の衝動に乗っ取られたリティルと対峙。会話できそうだったがインジュに乱入される。インファに一縷の望みを賭けるよりなく、殺戮形態のリティルを深淵へ導く
リティルの精神世界攻略のため、外から指令を務める
リティルの憧れが、ノインだと告げられ大いに驚くが、内心嬉しい
ゴーニュに、命の期限を告げられる
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ワイウイ10開幕以前
ゴーニュ、シェラと共に命の期限を取り払おうとするが、失敗する
運命に抗うため、城を出る決意を固める
命の期限が見えるインリーが、一緒に行くと申し出てくれるが断ってしまう
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ワイウイ10
命の期限に抗うため、妻・フロインと共に風の城を出てルキルースへ。
幻夢帝・ルキの助力を受け、至宝・蛇のイチジクの現れた夢を分析する。
1ヶ月後、最初の手がかりである大地の領域・花園へ向かう途中、黄昏の軍団の進軍に気がつき、同時に3箇所攻められている事を知って、インファに黄昏の軍団は死者であり、鎮魂歌が効く事を知らせて、事態の終息に一役買う。
花園の上空で、謎の美女・リャリスに出会い、先を急ぐあまり選択を誤り、リャリスによって制裁を加えられ、花園を守ろうとするが力及ばず、瀕死の重傷を負う。
フロインと、駆けつけてくれたレイシ、インリーの手で命を救われるも、蛇のイチジクを求めることに疑問を感じ、リティルには、もう自分は必要ないのでは?と同時に悟ってしまい、動けなくなってしまう。
交流のあった花の精霊・キンモクセイに「辛くても生きられるだけ生きろと」と言われ、結末を導く覚悟を決める。
魂をグロウタースへ運ぶ川・旅立ちの川が濁流に穢され、調査に来ていたリティルとインファがリャリスと戦う様を見る。
産まれられなかった魂に縋られ、濁流に飲まれたリティルを、隙を見て奪い返すも、命を急激に失い、危篤状態である漆黒に、その髪と翼が変わってしまう。
リティルに突き放され、レイシの機転でその場から脱するも、命の期限はあと1日となってしまう。
リティルの下へ帰れない。それを悟ったノインは、蛇のイチジクへ案内すると現れたリャリスにそうぶつける。
リャリスは聞きたいことは蛇のイチジクにと言って、案内人の任を果たすのだった。
そして、蛇のイチジクにたどり着いたノインは、至宝・黄昏の大剣を継ぎ、力の精霊となり命を長らえさせろと提案される。
それを受ければ、風の騎士のすべてを失うと、それは死ぬのと同じだと延命を拒否。
そこへリティルが現れる。
リティルに、騎士であること、絆――すべてを放棄し、命だけ守れと訴えかけられ、それでも動けなかったノインは、リティルに「姿だけのおまえより、インがよかった!」とまで言わせてしまう。
ダメ押しにフロインが「わたしの夫はあなただけ。愛しているわ、ノイン」の言葉とともに婚姻の証を放棄。
ノインはのちに呪いとなってリティルを苦しめる言葉「リティル、今まで世話になった。さらばだ。オレの……生涯ただ1人の主君」という言葉を残し、騎士としての生涯を閉じる。
以降、力の精霊となる。
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