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私は敬語が使えない

作者: 小波


近頃、学校に慣れて来た上の娘と幼稚園で人間関係が乗ってきた下の娘が新しい言葉を使う。何か?って、書こうとすると出てこないけれど、その単語を使いこなせる様になった甘ったるい口元が私のアンテナを元気にさせる。私が対して仕事をしていなかった頃は「やっぱり学校行ってる人は違うわ。すごいいっぱいボキャプラリーを仕入れてくるわ。」と思ったりした。私とは1日で関わる人間の数が違うのだから、そっか、と。YouTubeも一役買っている様だ。日常会話では使わない言葉も溢れている。

絵本の読み聞かせをした時もこんな日本語もあったなあという文脈があった。おじいさんや兵隊さんは口調が違って読むのも楽しい。

私は言葉に敏感かもしれない。兄弟と話していた時に彼は「口は悪い人だけど心はそうでもないから」と親を擁護していた。そして、言葉に対して小波さんは繊細だなとも。口は悪くても心は良い、昔誰かにも言われたっけ。この言い訳が私はきらいだ。

ドラマで見ることのあるキャラだ。頑固親父で人情派と言ったところか。おせっかいなおばさんにも。室井滋さんもそんな役あった気がする。(そう言うタイプは愛情表現も豊かだったりする)だから、まどろっこしい愛情表現しか使わない人や耳障りな単語を選ぶ人は好きにはならない。言葉はひどいけど心は優しい。納得いかない。素直に慣れない人の裏を読むのは疲れる。

私はきらい。

苦手だ。

好まない。

そういう好みもあるんだね。

いろいろなんだね。

好き嫌いの話でno!を口に出すだけでもこんなに選べる。

私はきらい!とはっきり言う人にこの思考回路はない。もしくは意図的なんだろう。自分の言いたい事を言う為に相手の気持ちに立つ心の余裕がない。私はそんな親に対して言葉のアンテナが鋭い子供だった。

敬語も難しい。使わなければと意識して使う仕事上の言葉だ。いい経験だとも思う。相手のことを大切に思う時私自身の心に一番近くて離れなくて、そして伝わりやすい誤解されない柔らかい表現を探す。

私と相手双方が大事。お互いが心地よい。荒い言葉をわざわざ選択しなくてもユーモアで笑える時間は作れる。自然と心が柔らかくなる。好きな言葉を使って私の心は外へ遊びに行きやすくなる。

助け舟(小学生)、拭く、ではなく拭き取る(幼稚園生)。(令和7年子供達)

娘が使うと元気がでる言葉を今度はメモしておこうと思います。敬語で感情を抑えつつ自己表現をしようとするとどちらかが欠けてしまいます笑

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