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[エピローグ]この砂時計は世界に1つ

エピローグ


俺はそのあとサヤの実家へと向かった

久しぶりに顔を合わせたサヤの両親は

嬉しそうだった。


 サヤの部屋に行った。

 中にはまだ捨ててないものが沢山あった。


 俺との思い出の品の中にノートがあった


 色々なことが書いてあったが

 他のに比べて大きく書いてあることがあった。


 “絶対結婚して!新婚旅行!世界一周!”


「おいおい、でけえ夢だなあ」


 俺は笑いながら

 そのノートを持ち帰ることにした


 もう結婚は出来なくなっちゃったけど

 新婚旅行ではないけど世界一周旅行をしよう。


 俺はサヤが手作りしたであろう

 俺とサヤのツーショットが入った

 ロケットペンダントを首に下げ


 サヤの部屋を出る前にと

また振り返った


「サヤのこと忘れる自信がないから

 満足するまで、死ぬその日まで」


「愛してるよ!サヤ」

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