95ページ
・エルフの里に行き再度情報を収集する
勇者は再び森の中を歩いてエルフの里へと向かっている。
辺りに魔物や動物はおらず草木が風に揺れる音だけが聞こえてくる。
「不気味な程に静かだな」
村へ行っている時は動物がちらほら見かけていたが、それが一気にいなくなった事に対して違和感を覚える。
すると、頭上からとてつもない量の魔力が接近してくることに気づき勇者は咄嗟に上空を見上げる。
「見つけたよ、あんたがカイちゃんを!!
絶対に許さない!!」
その魔物は巨大な鷲のような見た目をしているが、全身が黄色い雷で覆われている。
「お前は四天王のサ」
勇者は魔物に気づくと剣を抜き戦う構えを取るが、魔物が辺り一体に雷を降らせる。
勇者はすぐに言葉を飲み込んで降ってくる雷を避けていく。
「怒狂雷」
魔物は更にクチバシを大きく開くと凝縮された雷を勇者に向けて放つ。
周囲を振り続ける雷を避ける事で精一杯の勇者に新たなこの一撃を避ける事が出来るはずも無く直撃してしまう。
「グアァァァ!!!」
勇者は短い悲鳴をあげながら一瞬で黒炭となって粉々に散ってしまった。
---
1ページへ




