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二択物語  作者: 轟号剛


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92ページ

・逃げ出す


勇者はケイジュの一瞬の隙をついてその場を離れる。


「残念だ、、」


ケイジュに背を向けて走り出した勇者であったが、突如足元から電流が全身に流れて硬直してしまう。


「雷地雷だ。

 お前が逃げる道は全て潰していた」


ケイジュはゆっくりと動けない勇者の元に歩いて近づく。


「お前の事は気に入っていたし、お前ならと何回も悩んだ。 だが、やはり俺は孤独に生きる定めなんだな」


ケイジュが勇者の左目に手を当てると紫色の光がケイジュの右手から勇者の左目に移っていく。


「ウガァァァ!!」


勇者はそのとてつもない痛みから叫び声をあげるが未だに体が硬直している事から抵抗することができない。


紫色の光は勇者の左目からケイジュの左目へと移っていくとケイジュの左目が赤く輝き出す。


「これが未来視か、、」


ケイジュは焼きつくような痛みを左目に感じ少し顔を歪める。


「ケ、ケイジュ、、」


対する勇者は体の硬直が無くなったのか地面にうずくまりながら自身の左目をおさえていた。


「悪いな。

 やってしまったからには引くことはできない」


ケイジュは右手に雷でできた剣を作り出すとケイジュの背中から心臓を一突きする。


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