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・妖精の泉へ行く
勇者とケイジュは妖精の泉に行くために通る必要があるハーデン滝にやって来ていた。
左足を失っている勇者は両手に松葉杖のような物を持っており、それを支えに歩いている。
「このハーデン滝は別名試しの洞窟と呼ばれる洞窟に繋がっているらしく、中では道が分岐されていて間違った道を選ぶと神罰が下ると言われている」
ケイジュは目の前に流れている滝を見上げながら勇者に説明する。
「分かった、二人して危険を犯す必要もないからここからは僕一人で行くよ。
妖精の泉に用があるのは僕だけだからね」
勇者はケイジュにここまで着いてきてくれた事への礼を伝えると滝に向かって歩き出す。
「少し待て」
そんな勇者をケイジュが呼び止めると杖を振って勇者に魔法をかける。
すると勇者の失っている左足の代わりに雷でできた義足が作られる。
「10分しか持たないが無いよりはマシだろう」
ケイジュは滝の前に流れる川の浅瀬に座ると坐禅を組み始めた。
「一日はここで待つ」
ケイジュは目を閉じて瞑想を始めてしまった。
「ふふ、ありがとうケイジュ」
勇者はそんなケイジュに改めて礼を伝えると持っていた松葉杖を背中に背負ってハーデン滝へと足を進める。
頭を滝に強く打たれながら勇者は滝の中に入っていく。
すると滝の裏には話に聞いていた通り洞窟になっており、すぐに二手に別れる文化の道が出て来ていた。
分岐の道の前には木で作られた看板が立てかけられていた。
-この先どちらか間違った道を選べば神罰下る。
正しい道は毎度変わるが妖精族だけが必ず正解を辿る-
「一見どっちの道も差は無いようだけど、、」
勇者の言う通り、左右の分岐の道は同じような道である。
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