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・青い宝箱を開ける
勇者が青い宝箱を開けるとそこには丸い輪っか状のイヤリングが入っていた。
「これは魔具のようだな。
効果は分からないが、呪いのような物は感じない。
どちらかといえば神聖な気を感じる」
ケイジュがイヤリングに触れて魔力を流し込み鑑定をするが特に危険性は無いようだ。
「そうか、じゃぁ僕が付けておいていい?」
勇者の問いかけにケイジュは黙って頷きを返すと勇者はイヤリングを耳につける。
すると、勇者とケイジュの足元が突然崩れて二人は下へと落下していく。
「雷網」
ケイジュは咄嗟の判断で杖を振って足元に雷でできた網を作る。
ケイジュは雷でできた網の上に着地をし衝撃を受け流すと落下してくる勇者をお姫様抱っこの形で受け止める。
「あっ、ありがとう」
勇者は少し恥ずかしがりながらも礼を言いながら地面に降りる。
勇者達が落下して来た部屋は広く、中央には黄色いコートを着た骸骨が座っていた。
「コンナトコロニヒトガクルナンテヒサカタブリダナ」
骸骨は手に持っている黄色い水晶が先端に付いている杖を支えに立ち上がる。
「リッチだ!
構えろ!!」
ケイジュは一瞬で骸骨の正体が魔物である事に気づき戦闘体勢に入る。
「ソウアワテルナ。
オレニオマエタチトタタカウイシハナイ」
しかし、対峙するリッチは両手を頭の上に持っていき戦闘をする気が無い事を訴えてくる。
「一体どういうつもりだ?」
ケイジュはその不可解なリッチの行動に警戒を弱めず、いつでも魔法を放てる準備をしている。
「オレハモウツカレタ。
タタカウノモ、ココデソノオーブニマリョクヲソソギツヅケルヤクメニモナ」
リッチはゆっくりと勇者達に近づき始める。
「敵意は本当に無いみたいだ。
大丈夫」
勇者はリッチが魔力を少しも練っていない様子と殺意を感じない事からリッチの話を信じたようだ。
「オレヲシンジルナラコノオーブヲサズケヨウ」
リッチは黄色く輝く水晶の光を強めて勇者へと掲げる。
「無闇矢鱈に魔物の言うことを信じるな。
こいつらは所詮魔物で俺ら人間とは相容れない生き物なんだ」
リッチの元へ行こうとする勇者をケイジュが腕を前に出して防いでくる。
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リッチを信じる→158ページへ




