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・暗部に入らない
「すみません。
僕達がここで修行をしているのはもっと力をつけるため。 暗部に入れば人を殺す力は確かに身につくと思うけど僕たちが求める強さじゃ無いんです」
勇者は真っ直ぐな目でスレインに伝える。
「ならどんな強さを求めているんだ?」
スレインは勇者の返答に対し特に感情を荒げる事なく質問を投げかけてきた。
「俺たちが求めているのは人を守る力だ」
勇者の隣で立つアキレアが代わりに答え、二人とも同じ意思であることを主張する。
「そうか。
邪魔をしたな、許せ。
それと暗部の事は口外するなよ。
お前たちの事は殺したく無い」
スレインは勇者達に釘をさすと人差し指を顔の前に立てる。
すると、スレインの周囲に白い札が現れスレインの体を煽っていく。
「非礼の詫びとして情報をくれてやろう。
ツゲ山に暗部を引退した老人が住んでいる。
その老人ならお前らが求める強さを与えてくれるかもな」
スレインを包む白い札が黒装束を完全に隠すと体がどんどん小さくなっていき、ボール状に圧縮されると最後にそのボールは破裂してスレインの姿はどこにも見えなくなった。
「暗部を引退した老人か、、
行ってみるか?」
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