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・王様を助ける
勇者は炎の魔物に追い詰められている姫様を無視して、王様に覆い被さっている瓦礫をどかしていく。
「キャァァァア!!」
背後で姫様の悲鳴が響き渡るが勇者は構う事なく、瓦礫をどかし続けて王様を助け出す。
王様を助け終えた勇者は背後を振り返り姫様がいた場所に目を移すと、そこには炎の魔物に掴まれた黒焦げに焼かれた死体があった。
「・・・」
勇者は無言で炎の魔物との距離を詰めると一刀の元に切り伏せた。
「よくぞやった!!
褒めて遣わすぞ!!」
救い出した王様は勇者の肩をバシバシと叩く。
勇者はその後も王様の警護をし続けたが、小さな魔物意外王室に来る魔物はおらず、数時間が経過すると城の中にいる魔物はいなくなった。
「見事ワシを守り抜いたの!!
大変大義であった!
お主の働きに対して相応の役職を与えてやろう」
今王様と勇者は修復作業が行われている最中の王室にいた。
王様は無事だった豪華な椅子に座っており、その目の前に勇者が頭を下げて片膝立ちしている。
「ありがとうございます」
勇者は頭をあげる事なく淡々と感謝を伝えた。
「そうだな。
お主に相応しい役割か、、
やはり、王族親衛隊に入れるのが良いかの。
ただお主は中々頭も冴えているようだから、相談役にしてやってもいい」
王様は勇者に与える役職をどれにしようかと顎に手を当てながら悩み始めた。
「お主はどうしたい?
好きな方に就かせてやろう」
結局王様は自分で決めることが出来なかったようで勇者に判断を委ねてきた。
王族親衛隊に就任→121ページへ
王の相談役に就任→122ページへ




