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・狂化薬を買う
「毎度あり」
勇者は老婆から狂化薬を買うと、老婆は不適な笑みを見せながら渡してきた。
勇者はマジマジとその黄色い液体を眺めると、常にプクプクと液体から泡が浮き上がっていた。
「これってやっぱり返品とかって」
怖くなった勇者が老婆に返却しようと目を移すと既に老婆はその場から消えていた。
急いで周囲を確認するが、老婆の姿はどこにも見当たらない。
「仕方ない、、」
勇者はポケットに狂化薬をしまうと自身の体を眺める。
老婆に渡したお金で防具を揃えようと勇者は思っていたが、もうそのお金は存在しない。
「自分で打てたら素材を取ってくるだけで済むんだけどな、、」
勇者は肩を落とし少し落ち込んだ様子を見せるが、急に何か思いついたように右手の拳を左手の手のひらに叩きつける。
「ドワーフに鍛治技術を教わることができれば!」
勇者はドワーフの村へ行こうと足を動かすが、すぐに足を止めてしまう。
「でも、この薬の事を考えると、、」
理性を犠牲に大幅な身体能力の上昇を施す狂化薬。
勇者はこの理性を失うデメリットをなんとかしなければいけないとも考えていた。
「理性を保つにはやっぱり僧侶様に修行をしてもらう必要があるかな、、」
ドワーフに鍛治技術を教わりにいく→111ページ
僧侶に精神修行をしてもらいにいく→112ページ




