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・武器の素材にする
「こ、これはドラゴニュートの卵じゃねぇか!!
お、オラ初めてみただよ、、」
勇者は今卵を加工してもらうためにドワーフの村に来ていた。
「あぁ、これを素材に剣を作ってもらいたいんだ。
出来るかい?」
勇者は自身の持っている剣をドワーフに手渡すと他にも色々な素材をテーブルの上に置いていく。
「この日のために色々な素材を採取してきた。
もし他に必要な物があるなら言って欲しい」
勇者は熱量を持って目の前のドワーフに問いかける。
「これで充分だ!
最高のモンを作ってやるから待ってるだよ!!」
するとドワーフも勇者の熱意が移ったかのように、自身を持った目で勇者と握手を交わした。
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「出来ただよ、、
これは相当ヤバいのができた、、
あの伝説の勇者の剣に匹敵するかもしれねぇだ」
一ヶ月後勇者はドワーフの加工場の前に訪れており、ドワーフが作った剣を受け取っていた。
「これは、、
見ているだけでこちらの生気が吸われてしまうよな感覚だ、、」
目の前の剣は、剣というより刀であり全長1メートル程の長さで鍔は丸く龍の紋章が彫られていた。
「ありがとう。
期待以上の物だよ!!」
勇者は刀を鞘に納めると腰に巻きつけ、近くにある高台へと走っていく。
勇者はいつもここで素振りをしており、一刻も早くできた刀を振りたかったのだ。
勇者がいつもの定位置に着き刀を鞘から抜こうと力を込めた時、上空から急降下してくる魔物の気配に気づく。
勇者はそのまま鞘から刀を抜きながら降下してくる魔物目掛けて振り上げるが、魔物が寸前の所で静止したため、刀は空振りとなった。
「我はお前と争う気はない。
怪鳥から我の卵がお前に渡ったと聞いてな。
返しに貰いにきた」
魔物は空中で勇者を見下ろしながら話しかけてくる。
魔物の正体はドラゴニュートと呼ばれる魔物であり、トカゲの頭と体に2対の翼、そして鋭い爪と牙を携えている。
「勝手な事を言っているのは分かっている。
だが我にとって大事な子供なのだ。
返してくれるなら礼も沢山やろう。
だから、我の子を返して欲しい」
ドラゴニュートは地面に降り立つと頭を地面につけて土下座で頼んでくる。
(まずい、あの卵は既にこの刀の素材となっているためもうこの世に存在しない、、)
ドラゴニュートの首を切る→103ページ
卵を素材として使ってしまった事を謝罪する→104ページ




