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二択物語  作者: 轟号剛


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39ページ

・筋力強化や肉体強化魔法を中心に修行をするべき


勇者とアキレアの二人は半年の間で山に籠って、大岩運び、大木切りなどの基礎的な筋力作り。


そして肉体強化魔法の習得及びその強化に集中していた。


「そろそろ修行の成果を確認する為にこの森出ようぜ」


アキレアは今、大岩を背中に担ぎながらスクワットしており、そばで逆立ちをしながら新聞を読んでいる勇者に話しかけていた。


「そうだね。

 ちょうど一週間後に王国闘技場で大会が開かれるみたいだよ。 明日王都に行ってエントリーしてみる?」


勇者は新聞に記載されている王国闘技場大会出場者募集の記事を指差しながらアキレアに提案する。


「おー、いいじゃねぇか!

 参加しようぜ!!」


アキレアは背中に背負っている大岩を上空に投げた後、落下してくる大岩に向けて足を蹴り上げる。


アキレアの足に当たった大岩は勇者目掛けて吹き飛んでいく。


「決まりだね」


向かってくる大岩を見た勇者は逆立ちの状態から半回転して立ち上がると拳を大岩に叩きつける。


すると、大岩は粉々に砕かれて周囲に石の雨を降らせた。


---


「おい、どういうことだよ!

 何で俺がエントリー出来ないんだよ!!」


王国闘技場の受付に勇者とアキレアは訪れていたが何やらアキレアが声を荒げていた。


「申し訳ございません、、

 募集していた人数にもう達してしまったため、そちらのお兄さんでエントリーは締切となってしまいました、、」


受付嬢の方は申し訳なさそうにアキレアに話すが、アキレアは納得できずに大声で暴れていた。


「アキレア落ち着きなって!

 僕のエントリーを取り消してアキレアがエントリーしていいからさ!」


勇者はアキレアを羽交い締めして動けないようにしながら説得する。


「はぁはぁ、、

 いや、、いい、、

 頭が冷えた、、

 今回俺は出場しないで客席でお前の事を応援してるよ」


アキレアは羽交い締めしている勇者の腕をタップして離してもらうと、冷静になったようでエントリー出来ない事に納得したようだ。


「申し訳ございませんが、当日はどうぞよろしくお願い致します」


解決した様子の勇者とアキレアを見て受付嬢は少し笑顔になった。


---


王国闘技場の大会当日、勇者は順調に予選を勝ち抜き決勝戦へと事を運んだ。


観客の熱気はピークとなり、勇者を応援してくれる声も多くなっていた。


「青コーナー!

 大会初出場ながら圧倒的な力で全ての敵をねじ伏せた、力の化身ゼラニウム・ローズ!!」


司会の呼び声と共に剣を掲げながら勇者が青の扉から入場してくる。


「対する赤コーナー!

 こちらも同じく初出場ながらに決勝まで一撃で終わらせてきた、必殺の槍使いクレスト・ゴールド!!」


赤い扉から長い槍を背中に携えた、ボサボサの茶髪の髪が無造作に伸びている事が特徴の男が現れる。


「この試合勝った方が報酬の1000万チャンクを手にする! この大会の結末をどうか見届けてくれ〜!!」


司会が観客を盛り上げた事で闘技場の熱気はピークになった。


「では、試合スターーーートーーーー!!!!」


司会の試合開始の合図と共に銅鑼が鳴らされ、勇者とクレストの二人は走り出した。


クレストは走りながら背中に背負った槍を滑らかな動きで手に取り走る勢いのまま勇者に突き出した。


クレストの槍は一寸のぶれもなく勇者の頭目掛けて突き進む。


「くっ、、」


勇者は寸前の所で剣を顔の前に持っていき槍の軌道を顔の横へとずらす。


槍振(ソウシン)


クレストは顔の横に逸らされた槍を横に振りかぶると、勇者の顔が槍の側部に吹き飛ばされる。


「コホッ、、

 まだだ!」


勇者は苦しそうに咳払いをしながらも立ち上がると剣を構える。


「今まで一撃で仕留めてきたクレスト選手であったが、遂にその記録が終わってしまった〜!」


司会の盛り上げる演説は試合している二人には聞こえていないようで、二人はただ目の前の敵の情報しか耳に入っていなかった。


「ストレングス」


勇者は紫色の魔力を全身に纏うとクレストに向かって走り出す。


向かってくる勇者に向けてクレストは槍を突き出す体勢になる。


「甘いよ!」


勇者は走りながらも手に持っている剣をクレスト目掛けて投げつける。


「なっ!?」


クレストは向かってくる剣に驚きながらも槍を突き出して向かってくる剣を弾き飛ばした。


そのまま勇者は突き出されている槍を、強化されている腕力で弾き飛ばしクレストに拳を振りかぶる。


「クソが!!」


槍を弾かれてしまったクレストも拳を勇者の拳に合わせて突きつける。


しかし、強化された勇者の筋力によってクレストの拳を弾き飛ばしそのままクレストの顔面を殴り飛ばす。


「ゲホッゲホッ、、」


吹き飛ばされたクレストは血を吐きながらも立ち上がった。


「ここで負ける訳にはいかないんだよ。

 賞金で母さんの病気を治さなきゃいけねぇんだ」


クレストはフラフラとした足取りで勇者に近づいてくる。


クレストの覚悟を聞いて勇者の心が揺さぶられる。


勇者のその優しい性格はクレストの境遇に同情しているようだ。


既にフラフラ状態のクレストは後一発でも殴れば気絶してしまうだろう。


クレストを倒し優勝する→75ページへ

クレストに負けて優勝させる→76ページへ



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