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・怪鳥の羽をもらう
「こ、これは怪鳥の羽だか?
こんな稀少なもんよく手に入っただな?」
目の前のドワーフが怪鳥の羽を受け取ると興奮した様子を見せていた。
勇者は今、王都の外れに位置するドワーフの村に来ていた。
勇者に鍛冶技術は無いため、鍛冶技術に優れているドワーフに怪鳥の羽の加工を依頼するために訪れたのだ。
「よし!
待ってろ、最高のモンを仕上げて見せるだ!」
ドワーフはそのまま部屋の奥の加工場へと走っていってしまった。
一週間後、勇者は再びドワーフの元を訪れていた。
「よぉ、あんたか!
約束通り最高のモンを作り上げただよ!
見てくれろ!」
ドワーフはそういって引き出しから一足の靴を取り出した。
色は白を基調としており、怪鳥の羽をモチーフとした絵が靴の両側面に描かれている。
そして、親指と小指に位置する場所に怪鳥の羽がくっついており、存在感を示していた。
「ありがとう!
早速履いてみるよ!!」
勇者は想像以上の靴の出来に興奮しながら早速履いてみることにした。
勇者が両足を履き終えると、勇者の身体がフワッと宙を浮かび上がった。
「おぉ!
これはすごいや!!」
勇者は空中でバク宙をしたり高度を上げ下げしたりと自由に飛び回る。
「あんたすげぇなぁ!!
初めてなのにその靴の性能をそんなに引き出せるなんて流石だよ!」
ドワーフは宙を浮かぶ勇者の姿を見て勇者同様はしゃいだ姿を見せている。
「その靴があれば天空の島だったり、人羽の集落なんかにも行くことができるだよ!」
ドワーフの言う天空の島とは雲の上に浮かぶ島があると言われ、その中には伝説の秘宝があるという噂がある。
また、人羽の集落は海を渡った孤島にあるため、人間や他の亜人たちも交流がない、謎に包まれている集落である。
「そうだな、、
確かにこの靴があるなら確かに探してみるのもいいね。」
勇者はドワーフの提案を受け入れたようだ。
では、どっちを探してみようか?
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人羽の集落→56ページへ




