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・宝箱を開けずに先に進む
「リスクが高い、辞めておこう」
勇者は宝箱を無視して先に進む事にした。
その判断にケイジュは黙って従い、ダンジョンの奥まで再び進み始める。
ダンジョンには水も食料が無く、またいつ魔物から襲われてもおかしくは無い環境。
長居をすればする程死の危険が高まるため、寄り道などはできる限り避けた方がいいのだ。
二人が進み続けていると、左右への分かれ道がでてきた。
「右だ」 「左にしよう」
ケイジュと勇者は同時に別々の方向を指差す。
ケイジュはため息を吐きながら左の道へと歩き出す。
「ダンジョンは頻繁に中の構造を変えている。
俺の記憶よりもお前の直感を信じた方がいいかもな」
ケイジュが妥協してくれたが、二人はそこから長い一本道をひたすら一緒に歩き続けることとなってしまった。
「待って、これは同じ道をぐるぐるとループさせられてる!」
勇者は壁についてある傷跡に触れながらケイジュに話す。
これは1時間前に勇者が壁につけた目印である。
「思ったよりも長居をしてしまった、、
ここは一旦引き返して立て直した方がいいのかもしれない、、」
二人はループさせられている間も魔物に度々襲われており、疲労は着実に溜まっている。
「ダメだ、まだ何も成果を得ていない。
無駄足はごめんだ。
ここで帰るというのなら俺はお前とのパーティを解消する」
ケイジュと勇者の意見が対立した。
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