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二択物語  作者: 轟号剛


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138ページ

・Cランク採取


ブルーブレスを手に入れるため二人はアトラク海へとやって来ており、水着で海を泳いでいた。


「ハァハァ、、海岸から随分と離れたからここら辺にあるんじゃ無いかな?」


勇者は海の上に板状のシールドを張ってその上に乗る事で呼吸を整えていた。


「そうだな!

 じゃあ一旦俺が見にいってくるぜ!」


アキレアは大きく息を吸い込むと海底へと潜っていった。


強化された身体能力を持つアキレアは常人よりも早い動きで海底を泳いで行くがまだまだ底が見えない様子。


呼吸がそろそろ持たないと感じたアキレアは諦めて海上へと浮上しようと考えていると強化された視力で海底に生えている青色の昆布を見つける。


それこそがアキレア達の探していたブルーブレスであった。


「びぶげだ!」


アキレアは目を見開いて驚きを見せるがやはり取りに行くには呼吸が持たないと判断し海上へと戻っていった。


「バァ!!

 見つけたぞ、ブルーブレス!!」


海上に勢いよく浮上したアキレアは勇者に笑顔で伝えた。


「だが俺の呼吸でもギリギリ続きそうに無い距離にあってよー、、」


アキレアは額にシワを寄せて何か考えを巡らせている。


「そうだ!

 お前中継してくれ!」


勇者は一瞬アキレアが何を言っているのか分からなかったが、直ぐに顔を赤らめる。


「ば、バカいうなよ!

 何で僕がお前とキスしないと行けないんだ!!」


勇者の必至の抵抗に今度はアキレアがポカンとした表情を見せる。


「ハッハッハ!!

 何を勘違いしてやがる。

 お前のシールドで海底までいってくれれば良いんだよ。 ブルーブレスを取るときにシールドを解除してくれりゃぁ良いんだ」


大笑いするアキレアに勇者はさらに顔を赤らめて恥ずかしい表情となる。


「ば、バカ言い方がややこしいんだよ!!」


勇者はシールドに乗る勇者とアキレアを包むように更にシールドを展開する。


その後シールドを地面に落下させていき難なくブルーブレスの元に辿り着いた。


「おし!

 良いぞ!」


アキレアと勇者が大きく息を吸い込んだ後、シールドは解除される。


二人は急に押し寄せる水の抵抗に何回転かその場でしてしまうが、態勢をすぐに整えアキレアがブルーブレスを引き抜いた。


そしてすぐにブルーブレスを持つ手とは反対側の手でアキレアが勇者の手を引きながら、無事に二人は海上へと浮上した。


「ハァハァ、、

 やったぜ!クエストクリアだ!!」


ブルーブレスを空へ掲げてはしゃぐアキレアとは違い勇者は浮かない顔をしていた。


「おいおいどうしたんだよ?」


そんな勇者を見たアキレアは不思議そうに問いかける。


「いや、ただこれから海岸まで帰るとなると心が折れそうでね」


勇者は空中に出したシールドの上によじ登ると一息着く。


「何だよ、さっきみたいにシールドで運んでくれれば良いんじゃ無いか?」


「僕の魔力がそうそうに尽きちゃうよ!」


アキレアの冗談にツッコミを入れる勇者であるが、数10分後二人は海岸まで泳いだのだった。


-


二人は王都に帰るとギルドにブルーブレスを納品し報酬金を受け取った。


その後隣の道具屋に足を運び報酬金を使って店主に道具を見繕ってもらっていた。


「今回おすすめさせてもらうのはこの引き寄せ手袋になりやす。こいつは遠くに離れた道具を手元に引き寄せる便利アイテム。引き寄せできる距離は物の大きさによりやすが大抵は目に見える範囲の者は引き寄せやすい」


道具屋の説明を聞き一つ返事で引き寄せグローブを買い取った後、勇者は引き寄せグローブをアキレアに譲った。


「このグローブは格闘家のアキレアが持つべきだよ」


「おう、譲ってもらったからにゃ活躍してみせるぜ!!」


アキレアが勇者の言葉に力強く答えた後、二人は再びギルドに行きクエストを受注しにいった。


今回の受けられるクエストは次の二つである。


Bランク マンドラゴラ採取クエスト→221ページへ

Bランク 怪鳥の卵採取クエスト→222ページへ




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