表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
二択物語  作者: 轟号剛


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

137/256

137ページ

・Bランク採取


勇者とアキレアの二人はダークキノコの生息地である光絶の洞窟へと訪れていた。


「ダークキノコは周囲の闇と同化して非常に見つけづらいんだ。注意して進もう」


勇者の忠告にアキレアは黙って頷くと二人は慎重に洞窟の中を進んでいった。


「何か寒くねぇか?」


いち早く違和感に気づいたのはアキレアだった。


気温は既に洞窟の外と10度ほど低くなっていた。


「そうだね、、

 いくら洞窟の中でもおかしい」


勇者もアキレアの言葉に同意すると警戒したのか鞘から剣を抜く。


「気づくのが遅いわよ」


二人の耳に女性のような声が聞こえると二人の足元が一瞬で凍りついてしまう。


「アイスモンスターか」


目の前をゆっくり歩いてくるその魔物に勇者は心当たりがあるようだ。


「豪雪地帯を好む君たちのような魔物がどうしてこんな所に?」


目の前の魔物は全身が氷でできており、美女の姿となっていた。


「...少し厄介な奴に住処を追われてね。

 こんな所に逃げ込んじゃったのよ。

 そこで久々の獲物。逃がさないわよ!!」


アイスモンスターが右手をあげると大量の氷のつぶてが周囲に現れ勇者達に襲いかかる。


「僕たちも黙って殺されるほど柔じゃない!」


勇者は自身とアキレアを覆うようにシールドを展開する。


「その通りだぜ!!」


その隙にアキレアは地面の氷を殴り粉々にする事で拘束を逃れる。


「ふふ、残念だけどこの洞窟に踏み込んだ時点で貴方達はもう死んでるのよ」


二人に攻撃を防がれ、拘束を逃げられたアイスモンスターだがその表情は余裕を見せていた。


「いつここに逃げて来たのが私だけだと言ったかしら?」


アイスモンスターの問いかけに呼応するように勇者達の背後とアイスモンスターの背後からそれぞれ、3体のアイスモンスターが現れる。


「これは、、」


勇者は身におかれた状況を察して青筋を立てる。


「囲まれちまったか。

 俺は正面、お前は背後の奴を頼む」


アキレアは強化された身体能力をもって素早い動きで正面のアイスモンスター達に向かって行く。


「待てアキレア!!」


勇者の止める声はアキレアに聞こえておらず、アキレアの拳は一体のアイスモンスターの体を貫いていた。


「まずは一体」


アキレアはしたり顔を見せ拳を抜いて次のアイスモンスターへと標的を変えようとする。


「ふふ、可哀想な子」


しかし、アキレアの拳がアイスモンスターの胴体に拘束されてしまい抜けなくなっていた。


「なに!!」


クスクス クスクス クスクス


動揺するアキレアにそばにいる三体のアイスモンスターが笑いながら近づく。


次の瞬間アキレアは全身凍りついてしまった。


「そんな!!」


その様子を見ていた勇者は絶望の声を上げるが勇者の背後にいるアイスモンスターもまた勇者に氷の息を吹きかけていた。


「はぁぁ!!」


勇者はシールドを周囲に張って防ぐが、アキレアを凍らせた4体のアイスモンスターも勇者に氷の息を吹きかける。


前後から大量の氷の息を吹きかけられる勇者のシールドはその威力に耐え切る事ができず、割れてしまい勇者もアキレア同様に凍ってしまったのだった。


---


1ページへ




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ