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二択物語  作者: 轟号剛


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119/256

119ページ

・禁書立入許可証を受け取る


勇者はアルフから受け取った許可証を使って王都図書館の禁書の棚へとやって来ていた。


禁書の棚は薄暗い空間で、本の一つ一つから僅かではあるが邪悪な魔力が放出されている。


勇者は次々に本の表紙を見ていく。


街を滅ぼすほどの威力を持つ古代魔法。


悪魔召喚の儀式。


人を畜生に変える魔法。


様々な本がある中、一つの本の表紙を見ると勇者の手が止まる。


読者真実記。


本の裏表紙には「読者の求める真実が記される」と書いてある。


そしてその文字の上に赤文字で「知るべきでは無い」と殴り書きされていた。


勇者は頭では読むべきではないと考えるが手が勝手に本を開いてしまった。


最初の1ページを見ると白紙で何も記載がない。


「ふぅぅ、、」


勇者は安心し本を閉じようとするが、白紙のページから徐々に文字が浮かんでくる。


"魔王の名はゼラニウム・ローズ。

貴方が自身の運命に疲れ諦めた先の貴方自身"


本に浮かび上がったのは魔王が自分自身であるという真実であった。


「そんなバカな!」


勇者は机を思い切り叩いて怒りを露わにするが、本には更に続きの文字が浮かんできた。


"貴方の辿り着ける良き未来は13の運命だけ。

たどり着いたとしてもそこで終わるかは貴方次第"


勇者は魔王が自分自身の成れの果てであることを知った勇者は剣を引き抜いた。


「今ここで命を絶てば魔王は生まれないのか?

 それとも命を絶つ事で魔王が生まれるのか?」


勇者の瞳が真っ黒に染まり絶望した表情となっていた。


先の魔物襲来は恐らくであるが魔王が関連している。


魔物が他種族と協力して人間を襲うなどあり得ないからだ。


それも守りの堅い王都をわざわざ襲撃して来たとあればその疑惑は確信に変わる。


「僕があの子供達を殺したんだ」


勇者の脳裏にはゴブリンに弄ばれる子供の死体が映される。


憎悪と絶望の感情が勇者の中で渦巻く。


命をこのまま絶つ→199ページへ

魔王城へと向かう→200ページへ

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