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・針高山
勇者は今、針高山を登っている。
山はその名の通り針のように突き出した岩がそこら中にあり、その影から頻繁に魔物が襲いかかってくる。
勇者はドワーフに作って貰ったフルアーマーにより無傷で山の中枢部まで登ることができている。
「見てよ!
あんな所に人間がいるよ!
ちょっとからかってくるわ!!」
そんな勇者は上空を飛んでいる2体の魔物がが見ておりその内の1体が勇者に向かって急降下する。
その魔物はカラスを巨大にしたような見た目で全身が茶色の羽毛で覆われている。
怪鳥と呼ばれている魔物である。
「ちょっとカイちゃん!!
無駄にそんな事するんじゃないよ!!」
もう片方の魔物の静止の声もすでに聞こえていなかった。
猛スピードで落下してくる怪鳥に対し、勇者は寸前で気づくが避けるには間に合わなく腕を盾に衝撃に備えるしかできなかった。
怪鳥のクチバシと勇者の腕が凄まじい音をたてながらぶつかり合う。
しかし、勇者の腕を覆う銀色のアーマーは壊れる事なく、発生した衝撃を全て反対の剣をまた腕へと集める。
「衝撃解放!!」
右手に集まったエネルギーを全て解放して剣を怪鳥に振るうと、剣は豆腐を切るかのように容易く怪鳥の体を真っ二つにした。
「あ、、あ」
怪鳥は一瞬の出来事に頭が理解していないかのように唖然とした表情で絶命した。
「そんな!!!
カイちゃん!!!!」
すると、勇者の目の前に雷が落ちると真っ二つになった怪鳥の横に一瞬でもう一体の魔物が現れる。
その姿は怪鳥の二倍ほどの体格で、鷲のような見た目をしており、常に全身から電気が発生している。
「お前、、
死ね!!!!」
その魔物からとてつもない魔力が放たれると上空から巨大な雷が勇者に襲いかかる。
勇者は反応する事ができず雷を受けるが、雷の衝撃もフルアーマーが吸収する。
はずだった。
あまりの雷の威力にフルアーマーに徐々に傷が入っていき、ついには粉々に砕かれてしまった。
勇者は一瞬にして黒焦げとなってしまい、黒炭となって散ってしまった。
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