102/256
102ページ
・抵抗する
「悪いけどこの卵は僕が育てると決めたんだ!
お引き取り頂きたい!」
勇者は剣を引き抜いてドラゴニュートを牽制する。
「そうか、、
人間族にとって我らの卵は高値で売られていると聞く。貴様もそういう類の人間だったんだな」
ドラゴニュートは土下座の姿勢からゆっくりと立ち上がると体から燃え盛るよう炎を放出する。
「残念だが力ずくで行かせてもらう」
ドラゴニュートは後方へと勢いよく炎を放出させながら勇者に向けて鋭く伸びた爪を向ける。
「この一ヶ月僕は愛情を持ってこの子を育てて来たんだ!それを急にやって来た貴方なんかに譲る訳には行かない!!」
勇者は地面を力強く蹴り付けるとドラゴニュートとの距離を縮める。
しかし、次の瞬間勇者の頭部は宙を舞っていた。
ドラゴニュートの目にも止まらない突進に対して勇者はなす術無くやられてしまったのだ。
---
1ページへ




