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・アルフレンを仲間に誘う
「一緒に魔王を倒してくれないでしょうか?」
勇者はアルフレンの目を真っ直ぐ見つめる。
「この俺様をパーティに入れようだと?
てめぇ舐めてんじゃねぇぞ!」
アルフレンは背後に飾ってある剣を手に取ると一瞬で勇者の首に剣を突きつける。
「僕には剣聖と呼ばれている貴方が何故こんな辺境の地で隠居しているのかわかりませんが、その力はこんな所で燻らせて良いものでは無いはずです!!」
勇者は凄まじい殺気をアルフレンから放たれているにも関わらず引くことはない。
アルフレンはじっと勇者の事を見つめるとため息を吐いた後再び椅子に座り込む。
「てっきり修行を付けてくれと言われると思っていたが、俺様を仲間にしようとするとは思わなかったぜ」
アルフレンは一呼吸おいた後に語り始める。
「俺様は昔一人の相棒と共に冒険をしていた。
俺らの名は早々に国中に知れ渡り最強のパーティなんて呼ばれる事もあった。
それで調子づいちまったんだ」
アルフレンは腰に付けている銃をテーブルの上に置く。
「俺らなら倒せると二人で魔王城へと足を運んだ。
だが、四天王の4体の魔物を前に俺と相棒は負けちまったんだ。
相棒は俺様を逃すために犠牲になった。」
アルフレンは銃を見つめながら黄昏ている。
「その銃は形見なんですね、、」
勇者は悲しげな表情を浮かべながら話を聞いている。
「あぁ、俺様の冒険はその日を堺に終わったんだ。
そんな俺様をまた冒険に駆り出そうと言うのか?」
アルフレンは再び勇者を睨みつけるが、勇者は真っ直ぐな瞳で見つ目返す。
「はい、あなたの力が必要なんです!!」
アルフレンは目を瞑りしばらく何かを考えた後に口を開く。
「ある村に行かせてくれ。
あいつの墓があるんだ」
アルフレンのその言葉は勇者とパーティを組む事に前向きなものであった。
「もちろんです!」
勇者が即答するとアルフレンは小さく感謝の言葉を伝えた。
アルフレン曰くその村に行くルートはかなりの近道であるが、かなりの危険が待っているサカネズラの森を通るルート。
そして、遠回りで日数がかかってしまうが安全なエルフの里を通るルートがある。
どちらのルートで向かう?
サカネズラの森を通るルート→175ページへ
エルフの里を通るルート→176ページへ




