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第1話 その人は大きくて優しい

お待たせしました

私は男の人と一緒に駅員さんが居る駅員室に向かった。



ーーー駅員室ーーー



男の人は痴漢の人をプロレス技みたいな感じに担いで駅員さんとお巡りさんに突き出した。

「それで君が捕まえたの?」

お巡りさんはそう男の人に聞いた。

「あっ、はい!武末幸勝消防士が捕まえました!」

男の人は敬礼しながら言った。

「えっ、きみ消防士なの?」

お巡りさんはそう男に聞いた。

「はい!」

そう言って男の人は敬礼した。

「それよりこの人は?」

チャラけた男性は痴漢の人を指差した。

「お前、痴漢したんだろ?」

大柄な男性はそう言って痴漢の人を睨んだ。

「やってねえよ!」

そう痴漢をした男の人は怒号を上げながらわたしを睨んだ。

「わたしこの人にお尻触られました!」

私はそうお巡りさんに言った。

「はっ!そんな短いスカート履いてるのに触って欲しかったんだろ?」

そう痴漢の人は言った。

私は目から涙を流しながら悔しくて泣いていた。

「おい!」

大柄な男の人は片手を拳にして男の人を殴り飛ばした。

「この人間のクズが!触られて平気な奴がいるわけないだろ!」

男性はそう言って男の人を睨んだ。

「あっ!」

チャラけた男性は指を後ろに指した。

そこにはお怒りなお巡りさんが居た。



ーーーそれから数日後ーーー



私は片手に箱を持って地図である場所を探していた。

「ここだよね?」

私はそう言って地図に書かれた建物に着いた。

「メダカメゾン」

私はゆっくりと歩いてそこに入った。



ーーー管理室ーーー



私は管理人のおばさんにある人の部屋に連れて行ってもらった。



ーーー4階・西ーーー



私はドアをノックした。

「はーい」

ドアを開けるとそこには大柄な女性が立っていた。

「あら、どちら様?」

そう女性はわたしを見た。

「あの、武末幸勝さんのお家であってますか?」

私はそうあの人の名前を言った。

「あらあら、あんた幸勝の友達?」

武末さんのお母さまらしき人はわたしを見て聞いた。



ーーー武末家・居間ーーー



私はじっと待っていた。

「お待たせしました、自分が幸勝です」

そこに居たのはあの時助けてくれた人だった。

「あの、この間はありがとうございました!」

私はそう言って頭を下げた。

「いや、気にすんな。俺はあたりまえの事をしたまでだ」

そう幸勝さんはそう言って少し笑顔で微笑んだ。

「あの、これ私の手作りなんですけど・・・」

私はそう言ってケーキが入った箱を渡した。

「おっ、いいのか?」

幸勝さんはそう言って箱を受け取った。

「今から食べませんか?」

私は幸勝さんに聞いた。

「おお!食べるか」

そう言って幸勝さんは中を開けた。

中にはガトーショコラが入っていた。

「ありがとな」

そう幸勝さんはガトーショコラを食べ始めた。

「いえ」

私はそう幸勝さんが食べる姿に微笑んでいた。




つづく

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