表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幻想詩篇  作者: 即興曲
1/1

幻想詩篇Ⅰ

Ⅰ 幻想詩篇


僕は手の中に揺れる炎を握る


その中に線香花火の光が小さく煌めき


僕は手の平を広げて夜空に両手を広げた


手の中の星は輝いて散って漆黒の夜空に消えていった


そうして それらは遠く彼方の輝きたちに溶けていった


そうやって夜空の物語の語り部たちを生み出した


それらは少しずつ増えていって いまや僕たちには見えないほど無数に輝くようになった



Ⅱ 黒衣の旅人


僕は随分強くなった


と手の平を広げたり握りしめたりして


彼は手元を見つめてから


水平線に浮かび上がる希望の光を


目を細めて見つめた


僕を守ってくれる知恵を 授けてくれる女神は居ない 代わりに僕には書物があるからさ


と年老いた者のように彼は物静かに笑うのだった


だけれどすぐに 慣れてきた一人の世界に入ってしまうんだ それが感覚でも分かるときと分かってない時がある


まるで白い靄に包まれたかのように目がみえなくなるんだ


まぶたとまつげが悲しげに寂しさをまとった


彼は独り続けた


星の女神がこう言った 夢の中で


『あなたには目に見えない世界が見えているはずだ』と


そしてその世界と(うつつ)とを行き来すればよい と


そしてまた彼女は言う


『二人の自分がいるはずだし


相反するものすべてがあなたに属する』と


僕は目に見えない力に惹かれるし


相反する二つから一つを選べない


彼が見上げると天蓋の金の星々が溶けていった


草々を白い光が照らし出し


光が地上を走った


僕はこの力を捨てるべきだと思っていたけれど 秤さえ保てば持っていてもいいんだな


と静かに彼は言った


彼は答えを一つ確信して


唇を結んで微笑んだのだった



Ⅲ 眠れない夜に紡ぐ物語


金色の砂の山がどこまでも続き


紺色の布を広げたような夜空には


ちいさなダイアモンドたちが散りばめられている


僕は眠れない夜にはそんな場所へと心を旅立たせる


幾千キロもの遠く海の果て 空の彼方へと 翼をもつもののように


瞬きする間に飛んでいってみせよう


君の手を離さぬようしっかりと握りしめて


不思議な力をもつ小瓶だとか


枯れることのない花々


見えない力を操る人々


黄金の玉座に


退屈して賽子(サイコロ)を振る王たち


しなやかな獣を従える若者


見たこともない色の布


さあ君も瞳を閉じて


きらめく世界を共に旅しよう


君となら行きたい国が


たくさんあるんだ


インスピレーションを得た作品(Ⅱ)

『双子座の君へ 双子座の君が、もっと自由にもっと自分らしく生きるための31の方法 (12星座の君へシリーズ)』

サンクチュアリ出版/鏡 リュウジ著

2013/4/23発行

ISBN:9784861139826


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ところどころ変換が違う箇所がありますが

意図的なものです。ミスではありません(笑)

英詩の授業が懐かしい。

卒業と同時に教授も退職されました。

まったりした雰囲気が人気の教授でした。

ただし詩の鑑賞に関しては手加減0

最後に授業を受けられて良かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ