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詩全集2

使い古す

作者: 那須茄子

息を吸って吐いたら

胸が痛んだ

呼吸がもくもくと煙って

なにもしないまま 

死ねと告げているよう


使い古された性格は

透明に思えるほど

簡単に視える


独りをこよなく愛するそれは

使い所を知らないで

無駄に放置した優しさ

決まり定めたカタチなら

濃くなるばかりではないね

ちょうどいい間が空いた並びでいるはずだ


大きすぎたり小さすぎたりするのは

この瞳と同じ  


息を吸って吐いたら

胸が痛んだ

呼吸がもくもくと煙って

なにもしないまま 

死ねと告げているよう

  

永遠と言ってしまえば

握りしめられた気分だから


使い古された性格は

透明に思えるほど

簡単に視える


呟きほど補えるものはない


独りをこよなく愛するそれは

使い所を知らないで

無駄に放置した優しさ

決まり定めたカタチなら

濃くなるばかりではないね

ちょうどいい間が空いた並びでいるはずだ


大きすぎたり小さすぎたりするのは

この瞳と同じ  


もうやめにしようと 

すぐ言えるゼロ距離で

立っていたい



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