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ディセンデントプルーフ  作者: 流川 氷陽
第二章 三つの陰謀
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第四十八話 二人対銃と爆発

「ウリン!合わせな!」


「おうよ!」

サリンがピストルをアカリに、ウリンが斧をユカイに向ける。


「ユカイ!私たちも行くわよ!」


「分かってますよ!」

アカリが向けられたピストルの軌道を外れるように動き、サリンを翻弄する。

ユカイはハートのエースのトランプを取り出し、くいっとトランプを曲げた。


「ウリン、あいつが面倒だよ。」


「わかってらぁ!」

ウリンとサリンが同時にアカリの方へ向きなおす。


「アカリさん!」


「っ…!」

アカリの向かう方向にはウリンの斧が投げられていた。動揺して見せた一瞬の隙をサリンは見逃さない。


「くはっ…!」

アカリの右腕を弾が貫いた。


「アカリ!」

ユリナがアカリの元へと走る。


「遅いんだよ!」

サリンがさらに、アカリへとピストルを打ち込む。

「かっ…はぁ…」


「アカリさん!」

アカリへと向かおうとするユカイだが、ウリンが目の前に立ちはだかった。


「ユリナさん!アカリさんを!」


「分かってるわよ!」

ユリナがアカリへ杖を振る。


「血は止まったけど、これ以上は…!」


「へぇ、僧侶ってことかい?さっさと片付けないとねぇ!」

サリンがユリナへピストンを向ける。


「…僧侶だからって、なめんじゃないわよ!」

「【マズル・フロント】!」

サリンの目の前に、銃弾のような形の、魔法で出来た弾が生まれた。


魔法の弾は、サリンの胸へ向かい飛んでいく。

目の前に生まれた弾に対処できるはずも無く、弾はサリンの体へ当たった。

「!……な、なんだ?」


弾はサリンに当たったが、それ以上進むことは無かった。


「…はっ!見かけ倒しだね!」

そう言ったのもつかの間、弾は膨らみ、爆発した。


すっかり警戒を解いていたサリンは、爆発をもろに受けてしまう。

「がっはぁ!」


「なっ…!サリン!」

爆発の音に気づいたウリンがサリンの方へと目を向ける。


そこをユカイは突いた。


先ほど取り出しておいたトランプをウリンへと投げた。すると、トランプが爆発を起こし、ウリンをサリンの方へと吹き飛ばした。


「ごはぁ!」

ウリンとサリンが倒れた所を見て、ユカイもアカリの元へと向かう。

「ユリナさん!大丈夫ですか?」


「ユカイ、私は大丈夫だけど、アカリが…」


「アカリさん!」


「かはっ!」

アカリが口から血を吐いている。


「ユリナさん!なんとかならないんですか!?」


「無理よ!さっきの魔法でアカリの体はもう耐えられないの!」


「アカリさん、死ぬことだけはやめてくださいね。」

アカリを心配している二人の後ろで、倒れていた二人が動き出していた。


「あんたら、よくもやってくれたね。」


「俺らがこれで終わるわけねぇだろ!」


「能力【阿吽】!」

ウリンとサリンが能力を使い、ユリナ達へ向かう。


そのとき、ドシン!と大きな音がした。


「な、なんだ?」

音がした方向は闇に包まれており、何も見えない。だが、そこから、少しずつ向かってくる相手の姿が見えてくる。


「あれは…あのときの…」


「まさかっ!」


「魔物だっ!」

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