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ディセンデントプルーフ  作者: 流川 氷陽
第二章 三つの陰謀
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第三十八話 速度の手合わせ

ユリナが杖を振りかざす。すると地面の土が盛りあがり、一つの大きな壁となった。

「いまさら、あんなもの作ってどうするんでしょう…」


フリスが、杖を振り、地面を滑るように進んでいる。

ユリナはフリスの動きを見つつ、杖を構えた。

フリスがユリナに接近した瞬間、ユリナが杖を振る。その瞬間、フリスの体が前へ倒れ込んでしまった。


「…やっぱり、あなたはセリスよ。」

「使用する魔法、あの動き、あの戦い方。全てセリスと同じだった。」

「記憶が変わっても、体は覚えてたのね。」


「…あのー、ユリナさん?フリスさん、倒れてますけど…」


「大丈夫よ、セリスはこれを、昔何度も喰らってたから。」


いってる間にフリスが起き上がってきた。

「回復早くない?」


「それで、セリス?なにか思い出せた?」


「…ああ、少し思い出した。」


「本当に?!」


「俺は、セリスだ…」

「…ユリナ、迷惑を掛けた。」


「いや、全然いいのよ。」


「それで、どこまで思い出したの?」


「…俺はセリスで、ユリナと一緒に師匠に鍛えさせてもらっていた。それくらいだ。」


「…まぁ、思い出せたならよかったわ。残りの記憶は旅をしていたら戻るだろうし。」


「ああ、これからもよろしく頼む。」


「応!」



「次は誰がいきますか?」


「私とハヤト君でも、いい?」


「全然いいですよ!」

ハヤトに拒否権が無い…


「と、いうことで、お二人とも頑張ってください!」


始まった瞬間、アカリがハヤトの方へ走って行く。二十メートルはおる距離を一瞬で走り抜けた。

パァンとアカリの拳が突き刺さる。だが、ハヤトは簡単に受け止めていた。

「ハヤトさん、凄い!」


ハヤトが剣を取り出し、アカリに斬り掛かるが、簡単に避けられてしまった。

「やっぱり速いね、アカリは。」


「ハヤト君こそ。能力無しで私の動きを見切るなんて、とんでもないよ?」


アカリの速度は以前より、少し速くなったが、力強さは桁違いにあがっている。いつの間に強くなったのか気になるほどだ。


「アカリ、もう手加減しないよ。」


「ええ、全部受け止めるわ。」

ハヤトが剣を振る。すると、強烈な空気の揺れと共に斬撃のようなものがアカリに向かって飛んだ。


アカリは受けようとしたが、斬撃はアカリを通り、むこうまで飛んでいった。

「アカリ!大丈夫?!」


「うん…全然平気よ…」


「待って、私に任せて。」


ユリナが杖を振ったがアカリには何の変化もなかった。

「…効かないし、血も出ていない。」


「……これ!感覚への攻撃なの?!」


「感覚への攻撃?」


「いや…感覚っていうよりかは、相手に傷をつけずに痛みだったりだけを与える攻撃ってことよ。」


「へえー。え?何とか出来ないの?」


「いまの私じゃ無理ね…」

「アカリ、しばらく続くかもだけど、我慢できる?」


「えぇ…我慢なら、慣れてる…」


「よし、あんたたち!向こうにアカリを運んで。」


「うす!」


男三人で痛みに耐えてるアカリを離れた所で寝かした。


「それじゃあ、すぐ戻ってきますので、ハヤトさん、看病任せました。」


「うん。」


そうして、アカリの面倒を見ているハヤト。

「ごめんね、自分のせいで…」


「このくらい…全然平気よ…」


「安心して…」


一方、ユリナ達三人は、ユカイが誰と戦うか決めているところだった。


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