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ディセンデントプルーフ  作者: 流川 氷陽
第二章 三つの陰謀
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第三十四話 問題解決に向けて

「おらあ!」

「逃げんなあ!」


カルラトがハヤトを追いかけてくる。

「はあはあ…」


「ハヤト!こっち来て!」

ユリナがハヤトを呼んだ。


そしてハヤトがユリナの方へと走っていく。


「いったん落ち着いてもらうわ。」

そうして後ろから迫ってくるカルラトに杖を向けた。


「おう?」

すると、カルラトの動きが止まり、その場に倒れた。


前も使った揺らす魔法だろう。


「あなた、いきなり襲いかかってきて何を考えているの?」


「俺は…」


「とりあえずこの戦いを止めろって言われてるからこいつを連れて行くわよ。」


「え?どこに?」


「相手の所に。」

そうして動けないカルラトを背負い、相手の部族の陣地まで連れて行った。


「ほら、あんたらの長連れてきたわよ。」


「なっ…!!」

そこにいた部族が驚きの声を上げる。


「あんたらのせいで向こうもこっちも迷惑してるの。何とかしてくれない?」


「…カルラト様が起きるまで待っててくれるか?」


「はぁ、しょうが無いわ。」

そうして近くのテントで少し休憩していた。


休憩していると十歳くらいの子が話しかけてきた。十歳と言っても、筋肉や顔つきがその辺の成人男性よりも完成されていた。

「お前ら!カルラト様に勝ったんだって?本当に勝ったなら、俺と勝負しろ!!」


「ええ…」

面倒そうだ。だが、このままこの子が引き下がるとは思えない。なので、アカリに素早く終わらせてもらうことにした。

「ハヤト君の頼みなら…」


そうして男の子とアカリが戦う事になったのだが、アカリの速度に男の子はついて行けず、一分もたたずに降参してしまった。

「ふ、ふん!次は覚えてろよ!」


するとその子の親らしき人が来て、

「こら!この方達はカルラト様に勝ったんだぞ!そんな方々に無礼を働くんじゃない!」


説教をしていた。

「ふん!」


男の子は無視していたが、それ以外に、


「カルラト様がお呼びです。」

と呼び出された。


カルラトの元へ向かうとそこには、先程とは違う様子のカルラトがいた。

「さっきはすまなかった。」

「基本的にここにいる人は力こそ絶対のもの、と捉えているものが多いのだ。だから、他の土地からきたものよりも自分達のほうが強いとアピールしているのだ。」


「…なにそれ」


「本当にすまなかった。」

「しかも、俺は負けた。出来ることはなんでもしよう。」


「だったらクルナとの戦いを終わらせて欲しいんだけど…」


「それは…」


「出来ないの?」


「いや、出来ない訳ではない。だが、昔から伝わっている伝統にあそことは仲良くするなと言われていて…」


「だから何よ。あんたらの問題でしょう?それくらい解決しなさいよ。」


「……」


「それ以外にも何かあるの?」


「実は…」


そこから語られる衝撃の事実にハヤト達は耳を疑った。


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