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ディセンデントプルーフ  作者: 流川 氷陽
第二章 三つの陰謀
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第二十七話 二つ目の陰謀とトーナメント

数時間前


「双司様、御用件がございます。」


「どうした?レッス。」


「実は以前、ラドロ様を探ってみたのですが、そこでとあるものを見てしまいました。」


「あるものとは?」


「山の中でラドロ様が、心臓で山を作っているところです。」


「心臓で山とはどういうことだ?」


「分かりませんがなにかをたくらんでいる様子でした。」


「ふむ…俺をそこに連れて行ってくれるか?」


「はい。もちろんです。」


「よし。」


…ラドロの奴、一体何をたくらんでいるのだ。盗賊団最後の仕事、積み上げた心臓の山…ラドロの能力(スキル)か?…。

心臓は魔細胞が多い…まさか!いや、そんなことは流石に…だが…


「双司様?大丈夫ですか?」


「ん?ああ、大丈夫だ。」


「…レッス、お前は今のラドロを見てどう思う?」 


「ラドロ様…ですか。私はこんなことを言える立場ではありませんが正直に申し上げるとすると…。昔とは違う…でしょうか。」


「昔から違う、とは?」


「はい。昔のラドロ様は盗賊らしくも無駄な殺生はあまりしない方でした。ですが、今のラドロ様は金品だけでなく、命までも自身が握っていると思っていられる、ように見えるのです。」


「…たしかにな。無駄な殺生はしない、か

…いつからだろうな。」


「…どうしました?」


「いや、少し寂しくなってな。気にしないでくれ。」


「…そうでございますか。」


「それより、山はどこだ?」


「こちらでございます。」

「…すいません少し用が。すぐに戻ります。」


「ん?ああ。」


「…」



ハヤト達と別れた後

「レッス。お前、さては気づいていたな?」


「…何のことでしょう」


「隠さなくてもいい。どうせ俺も同じになったのだ。」


「…そうですか。バレていましたか。」


「ああ。最後の言葉で確信した。お前は同じだとな。」


「ふぅ、やはり双司様に隠し事は出来ませんね。」


「それで?お前はなにか準備でもしているのか?」


「…双司様には見せましょう。」

そういってレッスが暗号が書かれた紙を双司に渡した。


「ここに私の用意した物品がございます。双司様ならご自由に。」


「…ふっ、お前もなかなかやるな。」


「ええ、“裏切りの陰謀“始まりです。」




ハヤト達の話に戻る

「それにしても、久しぶりだねーギルド利用するの。」


「覚えてる?やり方。」


「…出来るよ」


「私、ギルド利用したことないんだけど。」


「アンタはハヤトに教えて貰いなさい。」


「ハヤト君、お願いね?」


「…分かった」


「フリスは私に着いてきて。」


「わ、分かった」


「自分は一人でやっておきますね。」


「えぇ、まかせるわ。」


「それじゃ、また。」

そうして五人はそれぞれ別れて稼ぎにいったのだった。


「ハヤトくーん、これ行こ?」


「なにこれ」


戦いが得意な方急募!

最強の人類を決める最強のための最強のバトル!最強トーナメント!!!


「張り紙だけでうるさいなあ。」


「でも、明日だし、賞金もほら。」


優勝者には100000Gプレゼント!


「…え、十万…?」


「これだけ手に入れば安泰だよね。」


「っていうかギルド関係ないじゃん!」


「えーいいじゃん。参加条件無しだよ?」


「…そうだけど」


「拒否権無し。レッツゴー!」


「ええー…」


こうしてハヤトは謎のトーナメントに参加することになってしまった…


備考:1G≒五十円  100000≒五百万円

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