第二十二話 心臓の山を探しに
聞き込みをした日の夜
五人で情報を整理するためギルドへ集まっていた。
「集まった情報を整理すると、
まずバンディードは三百を超える組織で、
トップにラドロ、その下にそれぞれの都市のリーダーとして四人いる。
バンディードの本拠地は恐らく、ここウェステリス。
バンディードの次の目的はやっぱり、かなり大きく、聖教会と言われてる。
そして、ラドロが都市の外によく出入りしており、能力で魔物?を創り出してる可能性がある。こんな感じかしらね。」
「うん、バンディードの目的をもっと詳しく知りたいね。」
ユリナが仕切り、ハヤトが答える。
「それにしても、なんでこんなに情報が出ているのかしら…」
「バンディードに裏切り者がいたりしてね。」
「まさか」
「ああ、そういえばみんなに言いたいことがあるんだけど…」
フリスが口を開いた。
「どうしたの?」
「実は、みんなに出会う前、だいたい、二週間前くらいに見たものがあって。」
「それは?」
「…心臓の、山」
「…なにそれ?」
「動いている心臓の、山、で、そこで、影を…見た…」
「影?」
「詳しい見た目は分かる?」
「いや、そのとき逃げてたから分からない。」
「場所は?何から逃げてたの?」
「場所は…この近くだったと思うけど、何から逃げてたかはちょっと…」
「そっか。よし!その心臓の山の所へ行ってみよう!」
「…新しい情報を得られる可能性があるなら良いわね。」
「よし!明日行こう!」
「…早いですね。」
ハヤトとユリナにより決定したのだが、珍しく、ユカイがほとんど口を開かなかった。
「明日にそなえて今日はもう休もう。」
「えぇ、もう宿へ向かいましょ。」
そうして五人は宿へ向かい、しっかりと体を癒やした。
翌日
「どうする?別れるか一緒にか」
「別れたほうが効率上がるでしょうし、別れて行きましょう。」
「それなら3:2ね。」
「…私はハヤトと行くからね。」
「あんたはわかってるわよ。」
「うーん…私とフリス、ハヤトとアカリで別れたけど、ユカイはどっちにつく?」
「じゃあ、ハヤトさんの方へつきます。」
「それじゃあ決まりね。」
そうしてハヤト、アカリ、ユカイの三人とユリナ、フリスの二人でそれぞれ探索することにしたのだった。




