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ディセンデントプルーフ  作者: 流川 氷陽
第二章 三つの陰謀
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第十九話 盗賊団の陰謀

一章振り返り


行方不明になった父を探すため、旅に出たハヤト、幼馴染のノゾミと別れを告げ、サウストリアまで向かった。そこで魔法使のユリナと謎の少年ユカイに出会う。その後、ユリナの居候先、ホウチャクの敵を打つために盗賊を倒したのだが、そこにいた双司にやられてしまう。そしてハヤトは強くなるために道場で特訓を始める。そこで出会ったアカリがハヤトに惚れたらしく、一緒に旅をすることになる。四人で旅をしていると記憶喪失の男、フリスと出会う。とりあえずウェステリスまで同行することになった。

ここはウェステリス、バンディード本拠点。


暗い広間の真ん中にある、長方形型の机に、六人の男女が座っている。

上座には、リーダーと思われる男がおり、右には、双司と斧が似合う、豪快そうな男。左には、筋肉質な女性と杖を持った年齢不詳の女が、そして下座には、双司を呼んだ少年のような男が、それぞれ椅子に腰掛けている。


「お前達、よく集まってくれた。」

リーダーと思われる男が口を開いた。


「急に集めて何の用だ?ラドロよ」

双司が質問をする。


「今回、お前達を呼んだのは他でも無い。盗賊稼業最後になるであろう仕事の話だ。」


「…なに?」

リーダー、もといラドロの発言に驚きと困惑が混ざった顔で注目する四人。

だが、下座に座る男はさも当然かのように余裕を保っている。それに気づかない四人はラドロに質問を投げつける。


「最後の仕事とはどういうことだ?」


「なんで幹部が全員いんだよ!」


「あたいらに何をさせようってんだい?」


「天からのお告げか…」


「まあ落ち着け、一つ一つ説明しよう。」

「まず、俺達バンディードは【聖ガブリエル教会】を狙う。」


「なっ…?!」


四人の顔から困惑が消え去った。


聖ガブリエル教会は、ノートリアムにある【聖天使 ガブリエル】を信仰しているこの世界で最大の教会である。教会には、教会直々の騎士団があったり、世界的に価値の高い宝物などが保管されているという噂もある。ラドロは、その教会を狙うといっているらしい。


「そんなところ、無理に決まってるだろ?」

「俺達は、お前を信用、信頼して着いてきたが、無駄に命を散らすようなことをするほど馬鹿じゃないぜ?」

豪快そうな男が不満げに言った


「いや、今までなら絶対に無理だった。」

「だが、今集まっている六人と手に入れた教会の地図、これを使えば行けると確信した。」

ラドロが自信を持ち五人に話した


そこに双司が質問する。

「…地図だと?どこで手に入れたんだ?」


「元教会の騎士で、現在は金に目がくらみ裏の商売人をやってる屑だ。」

ラドロは軽く返した。


「…そいつは信用に値するのか?」

双司が疑い深く聞く。


「ああ、ギルドと闇市にある情報をそこのレッスに隅々まで調べさせた。」

下座に座っている男、レッスに指を指す。


「その結果が今の情報だ。それ以外にも、あいつの年齢、住所、(ケツ)のホクロの数まで分かる。」


「…そうか。」


「そして、この作戦を成功させると、海の向こうへ逃げる。それが、最後のバンディードの作戦だ。」


「あたいたちの居場所はラドロ、あんただ。どこへでも着いていこう。」

「だが、海の向こうって、あたいたちも受け入れてくれるようなやつらなのかい?」

筋肉質な女性がラドロへ言う。


「受け入れてくれないなら、力で受け入れさせるだけだ。」


「へぇ、」

「分かった。あたいは乗るよ!」


「俺も乗ったぞ!」


「…俺も乗ろう。」


「お告げには従おうぞ…」

レッス以外の四人は同意した。


そこでレッスがラドロに

「私は何をしたらよろしいでしょうか?」

執事のような口調で質問した。


「お前は、教会の様子を伺っておいてくれ。」


「了。」


「よし、決行は一ヶ月後だ。全員それまでに仕上げておけ!」


「うおぉぉぉぉ!!!」

四人の士気が上がり、一ヶ月後へ向かう…



そのころハヤト達一行


「ウェステリス、来たー!!!」

ユリナとフリス以外の三人が興奮気味に言った。


「アンタ達、そんなに目立たないでよ?」

「どこにバンディードのメンバーがひそんでいるか分からないんだから…」


ユリナが警告気味に言う。


「そんなに警戒しなくてもいいでしょ。」


「そうですよユリナさん!着いたばっかりなんだから楽しみましょう!」


「楽しむって…どうしろって言うのよ…」

呆れたユリナを尻目に三人は観光へ行ってしまった。


「もう!」


「…ところでフリス、これからどうするの?」


「…分からない」


「ふーん、じゃ、私達に着いてきたら?」


「いいのか?」


「いいのよ。別にあいつらそのへん気にしなさそうだし、あんた、以外と頼りになりそうだからね」


「ありがとう…」


「別にいいのよ。」

そうしてユリナによってフリスが新たに仲間になったのであった…


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