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ディセンデントプルーフ  作者: 流川 氷陽
第一章 父親の行き先
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番外編一話 ハヤトとノゾミの一日

ハヤトとノゾミの一日────


ハヤトの一日は隣に寝ているノゾミに起こされる所から始まる。

「おはよう、今日も良い寝顔だったよ。」


「ん、おはよう」

「今日はどうしたの?」


「寂しい…」


「そっか…」


ノゾミは親が二人とも商人で、この村に留まることが出来ない。

そのため、昔からの友人である、ハヤトの母が面倒を見ている。

前まで隣で寝ているのは週に一、二回だったのだが、最近は毎日隣にいる。ちなみに部屋は違う。


朝起きて下に降りると店の仕込みをしている母がいて、自分達の朝ご飯も既に用意してある。

「いただきます。」

つまれた米を箸を使い口へ運ぶ。

それと一緒に置いてある漬物と魚一匹が今日の二人の朝ご飯だ。


「母さん、今日は何する?」


「今日は特に何もないし別にいいわよ。」


「わかったー」


「やった…」

いつもは何か店の手伝いをするのだが、今日は特に何も無いらしい。

返事をした後、ノゾミの声が聞こえた気がした。

朝ご飯を食べて、ノゾミと外へ散歩に出ると今から言葉を習いに行くらしい子供達が歩いていた。


都市の方では学校があるのだが、この村にそんなものは無いため、都市出身の人から言葉や文字、計算など基礎的なことを習う。もちろん道徳感なども一緒にだ。

そのため会話などには困らないが、科学や歴史などはさっぱりなため、覚えたい者は都市へと出て行く。ただ、この村は旅へ出るには十六歳まで出てはいけないというルールがあるため、都市へ行かない者は基本この村にいる。


散歩をしていると、大きな川が見えてきた。

この川は村の者がよく利用する川で、魚を釣ったり、遊んだなど様々用途で使われているが、流されると海へ繋がっているため帰って来れない。


帰りによく見るおっちゃんがいた。あの人は厩務員をやっており、自分もよく、馬の世話を手伝っている。

「ハヤトか、次は二日後だぞ。」


「わかってまーす。」


次は農家のじいさん、ばあさんに出会った。


「おぉ、ハヤト、またデートか」


「いいのう、わしらが出会ったのは二十の頃じゃったからこんなに自由に動くことに憧れてたのう」


「ちょっとー、茶化さないでくださいよー」


「彼女さんの方は喜んでそうじゃが?」

隣を見ると赤くなってるノゾミがいた。


「ええのう、これが せ い し ゅ ん か…」


「ハヤトー大事にするんじゃぞ」


「はいはい」


家に帰ると母が夜ご飯を作ってくれていた。


「今日は…楽しかった…ね」


「そ、そうだね…」


夜ご飯をは基本余った食材で作っている。

今日は大豆を入れたハンバーグとなかなかの量のサラダだ。あと米。


食べ終わるとノゾミが先に風呂へ行く。

理由は前、ハヤトが風呂に入っている時にノゾミが入ってきたためである。その後、母に叱られたのは言うまでも無い。


そうして風呂に入り、本を読み、寝る。これがハヤトの一日である…


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