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ディセンデントプルーフ  作者: 流川 氷陽
第一章 父親の行き先
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第十五話 別れと新しい仲間

模擬戦が終わった後、自分は一日寝ていたらしい。

アカリも同じように寝ていたらしいが、自分よりも速く起きてもう次の特訓をしているらしい。


起きた後、スウォウとリースが心配して来てくれた。

「大丈夫か?」「大丈夫?」


二人とも心配そうな声で同じタイミングで声をかけてくれた。


「うん…もう大丈夫だよ。」


「よかったー、あのアカリの攻撃を食らって無事でいられたか心配だったけど、全然大丈夫そう。」


「驚いたんだからな。リースの面倒みてたら、急に大きな音がなってその後ハヤトとアカリが倒れたまま運ばれて来たから。」

「まぁ無事ならそれでいいが…」


「うん。明日には特訓に帰れると思う。」


「何言ってんだ?」


「え?」

「え?」

「お前に教えることはもう無いって言ったろ」


「あそこまで強くなったなら問題ない。父親探しにかえりな。」


「なんで父を探してるって…?」


「寝てる間、ずっと父さん…父さん…って言ってたからな。」


「そっか…それじゃあお別れか…」


「ちょっと、私を置いて話進めないでくれる?」


「まず、なんでアンタは無事なの?それと父親を探してるって何?私聞いてないんだけど」


「そういやお前は知らなかったな。」


そうしてスウォウが今まであったことをリースに説明した。


「なんか情報が多くてパンクしそうだけど、分かったわ。つまりは早く親を探したいのね!」


「間違ってはいないが…」

「まあいい、お前は明日、ここを出ろ。」


「え、でも…」


「なあに、師匠には話しはつけてある。それに仲間も心配してるだろ。」


「うん…わかった!」


「よし、そうと決まれば今日は宴だ!」


「私、鍋作るー!」


「他の所との奴も呼ぶか!」


そうして今夜は道場皆でトーナメントのお疲れ兼ハヤト見送りの宴をした。たった一週間だが、一緒に過ごした仲間だ。皆で存分に楽しんだ。その後、アカリが話しかけてきた。


「ちょっと外に行かない…?」


「えっ?いいですけど…?」


「じゃあちょっとこっち来て…」

そうして外の広場のような所へ来た。


「私ね、今までであんなに楽しかった手合わせ初めてだよ。」

「まさか、君が【血をつぐもの(ディセンデント)】だとは思わなかったけどね。」


「はい、自分でも驚きました。」


「へー、知らなかったんだ。」


「はい。親に教えて貰っていないので。」


「ふーん、そっか。」



「…私ね、君のこと好きだよ。」


「へ?」


「急に何言い出すんだって思ったでしょ」

「たった一週間しかいない。なんなら、まともに話したのはほんの数日。そんな人がどうしてこんなことを言ったのか。気になるでしょ。」


「…はい」


「私、トーナメントの最後で君と戦った時、本当にいままでで一番楽しかったんだ。そこで感じたの。君ともっと一緒にいたいって。もっと成長を見たいって。」


「ねぇ、君の旅、私も連れてってくれないかな?」


「え?でも…」


「道場はいいの。私が出来ることはもうやり終えたから。」

「ねぇ、どう?」


断る理由も無い。

「…分かりました。」


「ふふ、やった。」


そうして二人で帰った。


その後、明日に備えて早めに寝ることにした。


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