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ディセンデントプルーフ  作者: 流川 氷陽
第一章 父親の行き先
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第十三話 謎の単語と謎の実力

…おかしい。

ハヤトがはいってきてからまだ一週間だ。

それなのにもう、アカリと比べものにならないくらい強くなっている…

あいつは一体何者なんだ?…



あれから一週間がたった。


あの後ユリナが道場へ来たり、あの少女、リースから喧嘩を売られまくったり色々あったのだが、今日は他の所との模擬戦の日らしい。トーナメント形式で色々な組み合わせで三回やるらしい。


ルールは、

相手を殺さない。

一生残る傷をつけない。

闘技場から逃げない。

どちらかが戦闘不能になると終わり

というシンプルなルールだ。


自分の初戦の相手はアカリだった。


「よろしく…」


相変わらずやる気の無い声だ。


「よろしくお願いします。」


そうして初戦が始まった。


その瞬間ユリナの足が顔の右へ飛んできた。とっさに右腕で守ったのが幸いだったが、自分とユリナの距離は少なくとも五メートルは空いていた。


「あの一瞬でどうやって…?」


そんなことを考える暇も無く、右の拳が飛んでくる。

頭を狙って打ってきているため下がれば避けれたはずだったのだが、判断がおくれ、額に拳がぶつかる。グラついたその一瞬をつかれ、そのままやられてしまった。


次の試合はスウォウと剣を使う男だ。


「よろしくお願いします。」


男は結構年を重ねているような見た目で実力が高そうだ。


「あいつはね、カミズミっていってね、この道場で一番強いのよ。」


リースが教えてくれた。


一度手合わせしてから、喧嘩腰が少し無くなったようだ。


そうして始まったスウォウ対カミズミの戦いだが、カミズミの圧勝で終わってしまった。

最初は、スウォウがカミズミの剣を腕で受け止め、カミズミを投げ飛ばした。そこまではよかったのだが、投げ飛ばしたと思ったら一瞬で体制を直し、スウォウを峰で一打ちしたら、スウォウが戦闘不能で倒れてしまった。


「こ、これがトップの実力…」


「あいつ、また強くなったじゃない、もともとスウォウも結構戦えたんだけど…」


そうして一回目のトーナメントはそのカミズミが圧勝で終わってしまった。


二回目の対戦相手は、カミズミだった。


「っ?!」

「よ、よろしくお願いします…」


「あぁ、よろしく」


スウォウの時は聞こえなかったが、きちんと挨拶はしていたらしい。


試合が始まると同時にカミズミの剣が飛んでくる。一度見た速度だったし、ユリナの拳よりは遅かったので、避けることはできた。

だが、その後の猛攻が変幻自在だったため、対策をする間もなくやられてしまった。


もどってからスウォウが、


「お前…本当に何者なんだ?カミズミの攻撃を初見であそこまで捌けるのは能力(スキル)をつかったアカリくらいだったぞ?」


「え?一度見た攻撃だったし、アカリさんの攻撃よりは遅かったので…」


「そういう問題じゃないだろう…」


「お前無能力だろう?いったいどこにそんな力があるんだ…」


すると、師匠が来ていった。


「こいつは【血をつぐもの(ディセンデント)】だ。」


「…え?」


二人ともフリーズしたのだが、先に声を出したのはスウォウだった。


「まさか、あの【伝説の生物】を倒したと言うのですか?!」


「子孫じゃ」


「いや…そういうことか」

「…ならば納得です。」


自分の目の前で自分の知らない言葉が飛び交い、訳の分からない状態に困惑してはいられなかった。…


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