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ディセンデントプルーフ  作者: 流川 氷陽
第一章 父親の行き先
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第一二話 二人からの強制参加

【能】で特訓することになったので、とりあえずその人達が集まっている所へ来た。


「んじゃ、入ったら色々説明してくれると思うから後は頑張れ…」


「えっ?!ちょっ…」


そう言ってアカリさんは来た道を戻っていった。


「…よし、行くぞ」


ばっ、と襖を開けるとそこにはユキナリさんにぶん回されているユカイと、それを見て大爆笑している三十前後の男、そして部屋の隅で目を回して倒れている自分と同じくらいに見える女の子がいた。

訳の分からない光景を見て混乱していると爆笑していた男がこっちに気づき、近づいてきた。


「よう、お前が師匠の言ってた新入りだな。」


近づかれると思っていたよりも大きくガタイの良い男だ。


「はっ、はい!」

少し恐れて返事が弱々しくなってしまった。


「へぇ、体つきは悪くねぇが、本当に強いのか?ま、いいか よろしくな!」


「あっ、よろしくお願いします。」


そうしているとたおれていた女の子も起き上がっていた。


「あっアンタなんかに負けるわけ無いけど、今日は師匠に免じて許してあげるわ。次は無いからね!」


勝手に文句を言って勝手にどこかへ行ってしまった。


「すまんな…あいつはあぁ見えて根はいい奴なんだ。今後絡まれるかもしれんが、許してやってくれ。」


「は、はぁ」


間の抜けた返事をしたところでユキナリさんがユカイを落としてこっちへ来た。


「スウォウがつく。」


「えっ?!お師匠さまそんなこと聞いていませんよ?!」


「見て学べ」


「お師匠さま…」


スウォウが呆れたようにユキナリさんを見つめる。


「しょうがない。お前の面倒見てやる!まずどこまで出来るかこい!」


ユキナリさん、もとい師匠の言葉が理解出来なかったが、スウォウが構えてきたので仕方なく、思いっきりパンチを打ち込む。


「ふむ、人並み以上はあるな。」

「後はお前は何の能力(スキル)がつかえる?」


能力(スキル)?自分がつかえる能力(スキル)なんてものは無いと言うと


「なに?無能力だと?」

「…では何故、師匠はこいつをフェーイカイトへ?」


小声でそんなことを言っていたスウォウが次に口に出したのは

「よし!これから三ヶ月でお前を騎士より強くしてやろう。」


というものだった。


「え?三ヶ月ですか?」


「あぁ、時間はかけるほどいいのだが、お前ならできるだろう。」


「三ヶ月はちょっと長いです…」


「なに?急ぎの用でもあるのか…」


「ならば一ヶ月だッッッ」

「一ヶ月間みっちり面倒見てやる。」


「え、でも…」


そうこうしているとユカイが目を覚ましていた。


「大丈夫です。ユリナさんには話しておきます!」


「よく分からんがこれでいいな。さぁ特訓を始めよう!」


ユカイとスウォウによって何故が一ヶ月、この道場で鍛えることになってしまった…

後で話をきいたのだが、スウォウも能力(スキル)を所持しており、人並み外れた力を発揮出来るらしい。


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