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fallen  作者: 流転
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タイトルもあらすじもキーワードも最低限にしたらどれくらいの人が読んでくれるのでしょうかね

「犯人の確保への協力ご苦労」


パトカーから刑事が下りてくる。その顔はリューの失踪を俺に教えてくれたあの刑事だった。忘れるはずもない。俺に月並みの言葉だけ投げかけて結局何も出来なかった警察だ。向こうは覚えているのだろうか、と目を見るがどうやら忘れているようだ。


そのまま流れるように包丁男に手錠がかけられる。その包丁男の目を見ると、深い海の底のような色をしていた。それが目の前の刑事や周りの野次馬と正反対の色合いで、何とも言えない気分になる。おそらく一年前の俺はこの包丁男と同じ顔をしていたのだろう。そんなことを考えていると、刑事から事情聴取を行うと言われた。警察署でいろいろと聞かれたが、そのことはあまり記憶に残っていない。だが、警察署から出る目に刑事の独り言が聞こえた。そこだけは聞こえてしまった。


「割のいい事件だな」


その言葉の意味がはじめは理解できなかった。理解したくなかったともいえるが。しかし徐々に理解し始めた。この刑事は今割のいい事件といったか?女性が刺されて、犯人の包丁男は濁った目をしていて、およそ希望など欠片もないのに、それを割のいい事件だと?頭の中で何かが切れる。


「割のいい事件だと!?ふざけんじゃねぇ!」

「お前!署内では静かにしろ!」

「テメーは事件を金としてしか捉えてないってか!?ふざけるな!そうやってリューの失踪事件も割に合わないって放置したのか!?」

「なんだこいつ!取り押さえろ!」


その後のことはよく覚えていない。何か大人たちにガミガミと説教を受けていたような気もするが、そんなことよりも頭の中を支配していたのは自分勝手な正義をひけらかす警察と野次馬たちだった。大人たちは身勝手だ。大人たちに任せるだけでは何も変わらない。リューのことを本当に大事に思ってるなら、俺が行動を起こさないといけない!そう結論付けた。追い出されるようにして警察署から出る。すかさず電話をかける。自分とリューのことを大事に思ってくれているかけがえのない人に自分の気持ちを伝えるために。


「もしもし母さん?俺将来探偵になりたい」

「勝、それは・・・。いいわよ、好きにやりなさい。貴方の人生なんだから。」


母さんは俺の意見を尊重してくれた。リュー、待ってろよ。時間はかかるかもしれないけど、絶対に見つけてやるからな。

魔法強化の魔法

「この魔法強化の魔法を唱えると、一時的に魔法の威力が強化される。しかしいくら魔法の威力が強化されると言っても、消費魔力や魔力を練る時間は変わらないので、日頃の練習が大事になる。怠けている読者諸君はきっぱりと諦めるよーに」

                           カカの魔法辞典改訂版

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