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さて、本題に入ろう

作者: 佐藤あかい

「カレーヌードルは最高だ。カレーでヌードルなのだからな」

「いやいや誤解しないでくれ、カレーヌードルが最高で唯一絶対であると言っているのではないし、それを君に共感せよと強要している訳でもない。私は食わず嫌いではないのでカレーヌードル以外も知っている。恐らく殆どのメーカーの殆どの味を少なくとも一度は食べているし、新商品もチェックしている。だがしかし、未だこのカレーヌードルを越えるものには出会っていないのだ。毎日毎日、来る日も来る日もカレーヌードルを私は食べているが、一向に飽きない。思うに私はこのカレーヌードルに満足していないのだ。何度このカレーヌードルを食べようと私は満足できないが故に、毎日食べようとも飽きる事が出来ないのだろう……私を決して満たさずにいるこのカレーヌードルとはなんと素晴らしい食品なのだろうか。その上、長期間の保存も可能と来ている。私が満足しない事を見越して買い貯めておく事もまた良し、なのだ」

「まあ、私の事など君にとってはどうでも良かったな、すまない」

「では、カレーヌードルの空は屑籠に入れて、さて、本題に入ろう。こちらを見てくれ、カレーヌードルが一年分貯蔵してある」


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