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Lorelei  作者: 始音夜子
1/1

prologue 船

私は歌う。

あなたのために。


それがどんなに苦しいことでも

どんなにつらいことでも。


私は歌う、君と一緒に。







「うーあーうー!!」

「歌裂ー!」


私がため息+叫び+ため息をついていると、

アイツ―鳥街観描(とりまちみかき)―が声をかけてきた。


「なに観描!」


私・・・・もとい歌裂殺音(かさきあやと)が振り返る。


「いや歌裂様ならニュースで観たと思いますけど〜!」

「それは死にたいといっているととっていいのね?」

「・・・・・また船沈んだんだって!」


船・・・・・

私たちの住む風斬市(かざきりし)では最近とあるニュースが話題になっている。


「あー船が沈むって・・・最近はやってるよね!」


後ろから突然声がかかる。


「お!夢雅じゃん!」


夢雅咲螺(ゆめみやびさきら)だった。


「あれ?夢じゃんどうしたの?」

「えー?船の話してたから。」


船?あぁ。

今話題になっているニュースとは、船沈没事件のことである。


「最近超多いよね。」

「うむ。」


えらそーな鳥街。


「それより学校遅れるぜっ!」


いきなりかけだした。

私たちの学校、


風斬市立風宮中学校かざきりしりつかぜのみやちゅうがっこう


私たちの通うその中学校の特徴は


大きい。



本当に大きい。



以上。



「あれ?」

「ん?咲螺どーしたの?」


前を見る。



「・・・・・みんな校庭に集まってる。」




これが私のみた最期の光景だった。





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