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並行世界  作者: さと
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1話

 並列思考が起動しちゃった。と、思ったら強烈な睡魔に襲われたよ。で、今目が覚めました。お日さん、天高く昇ってるけど、今何時なんだ?



 ◇◇◇


 4月11日


 こちらの世界に転生して1週間が過ぎた。ただいま、絶賛サバイバル中!今日も朝から鼠のように長い前歯のある兎らしき生物を解体しています!ま、初心者フルパックの恩恵か解らないが、13歳にしては体力と持久力等身体能力が…元の世界の20代より高いんですけど?


 この1週間で見た印象に残ったものとして長い前歯の兎(皇帝ペンギンサイズ)、牙が長い猪(牛サイズ)、大蜥蜴(鰐サイズ)、猫や鳥等々(普通サイズ)。

 うん、兎以外は見かけてもスルーしてくれるけど。兎はねぇ…見かけたら噛みついてくんのよ。直線的に飛び跳ねてくるからさ、桧の棒(仮称)で打倒して美味しくいただいているけど。


 ディス○バリーチャンネルありがとう!エド・ス○ッフォードは俺のヒーローです!!


 居住環境は山に竹らしき群生が見えたので、えっちら30分くらい歩いてみたら竹でした。普通に道があったら10分くらいで着く距離なんだけど。おかげで竹製の各種器に竹の箸、やっと完成した支柱を竹で作ったティーピーテントもどき。とりあえずは近くに生えていたシュロみたいな葉を集めてきて掛けている。そして、井戸を中心点として50m角位を逆茂木・竹矢来・逆茂木の3層構造でぐるりと作った囲い。


 食生活は兎の焼き肉。井戸水。アクが強いから水にさらしたほうれん草チックな野草。塩と干し肉はね、もしもの時の保存食として保管しています。干し肉の残量は1日分しかないけど。


 解っている事。ステータスの見方。並列思考『ミサキ』。このミサキ、俺が今まで見聞きや読書で読んだ知識もすべて使える。いや、俺自身が完全に記憶から欠落している知識の活用が可能。だってさ、3年前のこの日、昼食に何を食べたかなんて覚えてないでしょ?ま、そう言う事で助かっている。質問したら『ミサキ』が回答してくれる。今までの知識を基に。こっちに来て2日目、独り言に頭の中で回答された時はさ、遂に危ない精神状態に踏み込んだか!と、思っちゃいました。声はなんてぇの?電子的?

 このミサキ、俺が寝ていても活動可能みたいで、異常や危険を察すると起こしてくれる優れもの。おかげで猿も木から降りることが出来ました。


 足りないものは沢山。と、いうわけで。


 この一週間はミサキの助言を元にして、体感的に午前午後各一回2時間ほど周辺探索と同時に兎を狩って干し肉作りと皮のなめし作業。金銀銅のメダル…うん、硬貨だろうな。あるってことは人がいると思うんだけど、まだ未接触。

 今日はこれから脂肪を落とした兎の皮を日課となった川に付けに行き、そのまま川下を探索するつもり。うん、海に行こう!元の世界のここからだったら国道歩いて20分で着くのに!


 ◇◇◇


 人が居ませんな。海まで行っても。一か所ほど川の浅瀬周辺で道らしき踏み後あったけど、人か動物かわからないしな。こりゃ、本気で人探すには海岸線歩いて探すか山を越えて行かなきゃ駄目か?


 でも、3つ程成果があった。ミサキに周辺警戒と食用可能な物の検索を指示してたから。

 1つ目は海岸の岩にこびり付いていた塩。少し苦くてこそぎ落として集めるのに苦労したけど保存食づくりに役に立つぞ。

 2つ目はジャガイモっぽい芋や山芋や大根っぽい根野菜各種。

 3つ目は帰りの藪漕ぎ中に見つけたんだけど、鶏卵サイズの卵が7つ。

 うん、食生活が豊かになりそうで嬉しいね。


 ◇◇◇


 4月18日


 この世界に来て早2週間。いまだに人には会えず、食べる為に頑張って生活しています。


 ゆとりが欲しい今日この頃。


 最近の食事は、肉では兎だけでなく、大蜥蜴も仲間入り。ホクホクのじゃがいもや山芋、スープが飲みたいからテントの外に土と積石での竈とコツコツ石同士で削りながらの石鍋をただいま製作中。拾ってきた卵から孵ったヒヨコが7羽ピヨピヨと敷地を駆け回っている。


 例えば昨日、4月17日の活動を振り返ってみると…

 日の出で辺りが明るくなると同時に自然な目覚め。井戸水で顔を洗い、朝食。昨日の夜に作っていた焼きじゃがと大蜥蜴のあぶり肉のほうれん草包。野草は意識して食べないとヤバいことになりそうで。食事を済ませたら、昼までは囲いの強化と敷地や周辺の整備。敷地近くを流れている小川から敷地内を通るように引込み支流を作れないか、掘削ルートも検討中。

 自家製燻製をかじって昼食とし、川に皮のなめし作業に向かい、臭みとぬめりが弱くなった皮は香りのよい草を擦り込み、丸めて川に付ける。この作業で柔らかくなった革は、乾かした後、テントの外装として使っている。雨が降るまでには外装を革で覆いたいな。

 作業が一息つくと、気分が向いた方面に向かって探索採取を行い、ルートのよって川か小川に仕留めた獲物の血抜きと解体をしてテントに帰る。

 暗くなる前に熾火を起こして食事の準備、焼いて食べる肉以外は拾ってきた臼状の石の中で塩水に漬けておく。前日に漬けた肉は取り出して、半分地面を掘って作った燻製器に突っ込んでおく。今日の糧に感謝し、夕食を終えたらもう日が落ちる時間。ミサキに警戒宜しくとお願いしてテントで寝る。と、こんな感じの1週間を過ごしてました。


 今のステータスは

 リョー・ヨシムラ

 人族 13 男

 職種 狩人見習い

 体調 普通(最良)

 スキル

 技術 C(SS)

 技能 C(S)

 体術 D(A)

 武器 C(S)

 魔術 E(SS)

 スキル 棒術 E(A)・解体 E(A)

 称号 朝臣 神使の守護

 加護 白蛙の守り

 特殊スキル 空間認識 並行思考


 で、魔法ってどうやったら使えるんだろ?



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